「良いアイデアがある。ビジネスとして成功する自信がある。できるだけ早くスタートしたい」
制作を請ける俺としては情熱や自信はどうでもよくて、仕様・予算・納期が気になる。
話を聞くと次のような感じ。
・システムについてはわからない。制作に何が必要なのかを逆に教えてほしい。
・納期は急いでいるので早い方が良い。来月にでも始めたい。
「制作だけでこれだけの作業が必要で予算は倍の200~300万、2~3か月は必要。運用コストもかかります」
「えー!そんなに!」
自分で相場や必要な制作工程・予想コストとかあまり調べもしないでビジネス立ち上げるのどうなのよ?
昔の吉野家か。
「公開したら利益がでるようになるので、足りない分はそこで払いたい。」
「競合がいない今がチャンス。タイミングを逃したくない」
「機能は順次追加したいので、運用の面倒も見てほしい。フルタイムで作業してください。月40万で」
「私はしばらく無給なんですよ」
「軌道に乗れば月40以上払うことも可能です」
調子の良い話、将来の予測や夢、私がどれだけ大変か。語るのは自由だ。
口座に金が振り込まれてやっと仕事は終了する。