2014-06-12

http://anond.hatelabo.jp/20140610200601

返事が遅くなってごめん。

「これは凄い作品になるに違いない。」

そう、この感覚が今まではずっとあったんだ。自分作品面白いっていうランナーズハイみたいな、書いてる最中の高揚感。

確かに一作書き上げるごとに実力が上がっている実感はあるよ。といっても書き切れた長編は5本しかないし、よく原稿用紙100枚過ぎたぐらいで力尽きちゃうんだけど。ちょっとずつ、上達してきたな、新しいことに挑戦してみようって進んでいる。

それで書きたいものなんだけど、初めは思いつくままに書いていたんだ。

けれど、この楽しい面白いという感覚が失われてから長いスランプがあって、書きたいものって何だろう、と迷走しながら最近一本仕上げた。

書きたいという気持ちはあるし、こういうのを書いてみたい、という気持ちもある。

この辺の気持ちは初めて書いたときと少しだけ変わった気がする。以前は妄想が止まらなくなって書きたいシーンがあって思わず書きだすような感じだったけど、今はテーマがどうとか、文体がどうとか、斬新さが、読者層が、と余計なことも考えてしまう。

あとは今まで書いたことのないような作品を書こうと思って、書いている。一作一作、別の方向性を持った作品として作ってる。今の自分には書けないような面白い小説を読んで、自分だったらどうするか、とかそういうところで妄想が広がる。自分に今ないものを取り込みながら、自分が持ってる技術と合わせてみる、それが「書きたいもの」なんだと思うんだけど、あらためて聞かれると難しい。書きたいものの解答、自分でもよくわかってないかも?たぶん、こんな感じなんだけど言葉に表すとこうだったっけ?と思ってしまう。

直近で一番変わったのはプロットを作るようになったことかな。出来の悪いプロットをうんうん唸りながら準備してる。プロットを作った方がいいって、いろんなところで言われたり聞いたりしたから。元々プロットなんて作らずに思いつきで書いていたから、いまさら苦戦してる。前にも作ったことはあるんだけど、書いても脱線しちゃったり守られなかったりしたんだ……。(結果的に完成品をいきなり担当編集に送りつける形になってしまっていた)

今もプロットを作ってる最中で、これが通ってくれたら、今書きたいと自分では思ってるつもりの小説が書けるよ。

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