良くあることだと思ってたけど、知り合いに話したら首をかしげられた。
ので書く。
眠る直前のうとうとしてる時や、夢から覚めるか覚めないかの時、夜中に起きちゃったけどスゲー眠い時とか、
そういう夢うつつの時に、大勢の自分が体にみっちり詰まってる感覚ってないか?
別に自分と同じ姿とかじゃなくって、全然違う、老若男女入り乱れてドレスやタキシード着てるやつがいれば、ジーパンにTシャツとか腹巻きにステテコとか。
でも本質的には自分だって分かる奴らが体の中にぎっしり詰まってる感覚。大元の自分はそれをゆったり囲んで眺めてるんだけど、そいつらだって自分だから、何となく遠慮するような気持ちでそこにいる。
どんどん体がほぐれてバラバラになる感覚。沢山の声で自分の体が埋もれ、自分が自分じゃなくなっていく感じ。
肉体にくっついて表面に出る意識と、それを体の深いところ、或いは外から眺めてる意識。
眺めてる意識の方が主体だから、いつももう一つの意識はちゃんと体を動かせるのか、あまりの汚さに愕然とするんじゃないかっていらん心配をする。
そうすると肉体を動かす意識は、自分なんだから動かせるに決まってるし驚くこともないに決まってるから、不思議な気持ちになるんだよな。
二人の時は、大体異性同士になる。
で、お互い心配しあって、結局体を動かす前に意識がはっきりしてしまう。
夢うつつのあの感覚は気持ち良いんだけど、ちょっとこわいんだ。
どこまでも自分が自分であって自分じゃなくなり、大勢の自分は相殺されていく感じ。
お前はどうよって尋ねあって結局誰も自分じゃないって否定していく。