2014-05-10

眠り端に自分が増えていく

良くあることだと思ってたけど、知り合いに話したら首をかしげられた。

ので書く。

眠る直前のうとうとしてる時や、夢から覚めるか覚めないかの時、夜中に起きちゃったけどスゲー眠い時とか、

そういう夢うつつの時に、大勢自分が体にみっちり詰まってる感覚ってないか?

別に自分と同じ姿とかじゃなくって、全然違う、老若男女入り乱れてドレスタキシード着てるやつがいれば、ジーパンTシャツとか腹巻きにステテコとか。

でも本質的には自分だって分かる奴らが体の中にぎっしり詰まってる感覚大元自分はそれをゆったり囲んで眺めてるんだけど、そいつだって自分から何となく遠慮するような気持ちでそこにいる。

どんどん体がほぐれてバラバラになる感覚。沢山の声で自分の体が埋もれ、自分自分じゃなくなっていく感じ。

大勢の時だけじゃない。二人になるときもある。

肉体にくっついて表面に出る意識と、それを体の深いところ、或いは外から眺めてる意識

眺めてる意識の方が主体から、いつももう一つの意識はちゃんと体を動かせるのか、あまりの汚さに愕然とするんじゃないかっていらん心配をする。

そうすると肉体を動かす意識は、自分なんだから動かせるに決まってるし驚くこともないに決まってるから不思議な気持ちになるんだよな。

二人の時は、大体異性同士になる。

で、お互い心配しあって、結局体を動かす前に意識がはっきりしてしまう。

うつつのあの感覚は気持ち良いんだけど、ちょっとこわいんだ。

どこまでも自分自分であって自分じゃなくなり、大勢自分相殺されていく感じ。

全然自分の何もかもが自分のものじゃなくなる感じ。

お前はどうよって尋ねあって結局誰も自分じゃないって否定していく。

自分だか何だかからなくなりながら寝てるんじゃないのか?

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