いろいろと夏フェスに行ってきた。
いいアーティストもたくさんいて、もちろんすごく楽しんだんだが、どうしてもライブ中にスマホで写真やら動画やらを撮る輩が気になって仕方ない。
スマホ普及率が高くなっているこのご時世、いくら主催が「撮影禁止」とアナウンスし、そこら中にそう書いた紙を貼りまくっていたとしても、必ず一定数スマホを構えてばんばん写真を撮る人は出てくる。
フェスなんかで会場のキャパが大きいところになると、特にバイト程度の係員が必死に声を張り上げたとしても、もはや抑止力にすらならないというのが現実といったところだと思う。
主催側が「撮影禁止」にすることによって守りたいものといえば、アーティストの肖像権や音楽の著作権といったところだろうが、問題にしたいのはそこじゃない。
ライブに参加している身として声を大にして言いたいのは
「スマホを掲げて後ろの人の視界を汚すな」
この一言に尽きる。
目の前のライブを見ていたいのに、その視界の中にちらちら入ってくるスマホの画面の明かりといったら、邪魔くさくてしょうがない。
バラードを聴きながら自分に酔って、他に誰も使ってないペンライトやサイリウムを振りかざす奴らと同程度なんじゃなかろうか。
自分の思い出作りや他人への自慢のために撮りたくなる気持ちもわからんではないけど、後ろの人の迷惑をもうちょっと考えてくれ。極論かもしれないが、歩きたばこが知らず知らずのうちに後ろの人の吸う空気を汚してるのと同じようなものかと。
最近ではアーティスト公認で撮影OKのところも出てきているので、そういう場ではあまり気にならないんだろうけど、「撮影禁止」のところではせめてもう少しなんとかならないものなのか。