おれ気づいた。
おれ今、35歳なんだけどさ、
なんかどうも世間で言われてるほど、
とかその辺りが、ぜんぜん怖くないんだよね。
なんでなのかずっと不思議だったんだけど、気付いた。
おれらの世代にしてみれば、本当は1999年にとっくに人類滅亡するはずだったわけ。
もう絶対に滅亡するはずだった。
だってみんなそう言ってたし、本にまでそう書いてあって、
それ以外にも、
“人類は原爆で滅びる”“第3次世界大戦で滅びる”“電気のために原発作りまくってるから爆発して滅びる”
そんなことばっかり教わってきたよ、実際に。
そんな事言われてもどーしようもないのに、
(今の反原発派がよく言う「知らなかった騙された」ってのは絶対ウソ。昭和生まれの人間が
そこら辺を避けて学校生活が送れるはずがない)
そこら辺は徹底的に刷り込まれた。
まあいわゆる左の方角からだとは思うが、子供の繊細な肌感覚にヘチマのタワシでゴリゴリと刷り込まれたよね。
んでさ、もう俺らの世代は子供ながらにそれが恐ろしくて恐ろしくて、
本とか沢山読んでたヤツほどリアルに恐ろしくて、
そんな恐ろしいものがなんで世に沢山あるのか、そしてそれをなんで俺らに言うのか、
考えてもどうしようもない恐怖、
そこで子供ながらにとった対策が「諦める」ってことなんだよ。
1999年に滅びる。
もう、頭のなかではそう決まっていたんだよ。だって大人がみんなそう言うし本にも書いてあるし。
だからさ、
いまさら“原発で”とか“放射能で”とか言われても、逆にピンとこないわけ。
「は?当たり前だろw」ってさ。
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