2013-07-14

試験が終わった。

リアルから迫る 教員採用小論文面接 2014年度」に出会うのが遅すぎた。

この本と出会ったのはなにせ昨日である

昨日、図書館で缶詰になったのち、気分転換に外に出た。

気の向くままたどり着いたのは、近くの大型書店だった。

「せっかく来たのだから参考書を探そう」

と本当に何の気なしに何冊かぱらぱらめくった。

そのうちに出会った本がこの本だった。

一番に、「リアル」という文字に惹かれた。

それまで、私は採用試験を空理空論渦巻く教育実践とかけ離れたものと考えていた。

教職教養で問われる知識の大半は、1問1答式で暗記すれば対応できるものが大半である

たとえば、問題用紙にエビングハウスという文字を見つければ、忘却曲線ということばが浮かべば良いし、

体罰の規定という文字を見つければ、学校教育法11条という文字を探せば良かった。

このような、1問1答で暗記することが至上であるされるものが大嫌いだった。

眼前の子供たちにこの知識をどうやって返してやればいいのかわからない。


しかし、出会ったこの本は違う。

この本では、先に挙げたようなお題目をあげつらうことがない。

しろお題目を使った小論文を「残念なフレーズ」として、一蹴する。

その上で、筆者の出発点である社会学視点で、教育課題をとらえる。

筆者の視点で言えば、

家庭の教育力の低下は、「幻想にすぎない」し、

不登校の問題は、様々なデータをよくよく見ていくと「なぜ不登校生以外の生徒は学校に行き続けるのか」ということになる。

これは、私が全くお目にかかったことのない視点で斬新だった。


この本ともし1週間前に出会えていたならば、

この本を自分なりに咀嚼し、存分に東京試験で生かすことができたはずだ。


来週の試験までには、何としてでもこの1冊をものにする。

そして、この本の力を遺憾なく発揮できるよう試験に臨みたい。

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