法人に対する懲罰的損害賠償が日本で導入されたら、過労死やブラック企業は一瞬で無くなるけど、どうして日本では懲罰的損害賠償が認められないのだろう。
ブラック企業の経営者は冷徹であるが「馬鹿」ではないので。彼ら(特にオーナー社長)は、会社が潰れることを死ぬほど嫌がる。懲罰的損害賠償で、数億から数十億の賠償を命じられれば、当然会社は窮地に陥る。経営者は絶対にそうしたくない。だから、絶対に無茶に働かせなくなる。営業停止でも良いではないかと思われるかも知れないが、それでは、従業員が会社を訴えるインセンティブにならない。
懲罰的損害賠償の何が素晴らしいかと言えば、従業員をそのまま密告者にできる点だ。残業代を裁判で請求して数十万にしかならないなら、多くの従業員はやろうとしないだろう。でも、数億なら?生涯年収くらいもらえるなら?
私ならわざとブラック企業に入って、サービス残業した上で、懲罰的賠償金をせしめるだろう。従業員が密告者になった企業はどうしたら良いか。とにかくきちんと残業代を払うなり、従業員の健康に留意せざるを得なくなる。そうしないと「会社が潰れる」からだ。
いつから社会復帰するの?w