■Pythonと他言語の比較

• Tclに比べ高機能。Pythonは大規模システムの開発も可能な機能を備えている。
• Perlに比べ構文が明快でデザインもシンプル。他人の書いたコードでも読みやすく保守がしやすい。バグも発生しにくい。
• Javaに比べシンプルで使いやすい。Pythonが元来スクリプト言語であるのに対し、JavaはC++のような従来からのシステム言語の複雑さ、文法をほぼそのまま引き継いでいる。
• C++に比べシンプルで使いやすい。ただ、Pythonは通常C++と競合する言語とはみなされない。果たすべき役割が異なることが多く、互いを補完し合う。
• Visual Basicに比べ高機能でプラットフォームからの独立性も高い。またPythonはオープンソースなので１つの企業の動向に左右されることはない。
• Rubyに比べ成熟度が高く、構文も読みやすい。RubyやJavaと異なり、Pythonではオブジェクト指向プログラミングはオプションである。ユーザーはオブジェクト指向を強制されない。元々それに向かないプロジェクトで無理にオブジェクト指向プログラミングを行う必要もない。
• 「ダイナミック」な特性はSmallTalk、Lispといった言語に近いが、構文はこうした言語よりもシンプルで開発者やユーザーにとってわかりやすい。（カスタマイズ可能なシステムの場合、エンドユーザーにとってわかりやすいということも重要。

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