2012-05-06

自省録

お前は何をそんなに焦るのか?

お前は今まで散々道に迷い、なかなか前に進めず、ようやくそこにたどり着いたばかりなのだから

道に迷わず真っすぐに進んできた同窓生たちと立ち位置が違うのは当然だろう。

なるほど出世頭と思わしき同窓生はどんどん前へ前へ進むだろう。

お前が出来ない事をもっともっとこなしていくだろう。

だがそれは当然ではないのか?なぜそんなに焦る?

なるほど、お前の夢であり、生涯を通してこなしていく仕事だと考えている

世界の人々に価値のあるのものを届ける」という夢、

その夢とお前を照らし合わせれば、お前には無理だと思える内容であり、

また出世頭であれば現在進行形でこなしているだろう。

その夢はお前より、彼の方がよく似合う。

だが、出世頭がここまでくるまでに大変な苦労を積み重ねてきたからこそ

あのような立ち位置にいることを忘れてはならない。

お前があの立ち位置を目指すというなら、

出世頭が長くコツコツとやってきた努力を、

お前は短期間で集中的に投資して手に入れなくてはならない。

それはおもちゃ釣り竿で巨大なクジラ釣り上げるような行為に等しいかもしれない。

しかしだ、それを知っててなお、お前は夢を捨てられずにいる。

ならばありとあらゆる努力をこなせ。

お前も出世頭も若い時はスポーツカーだった。

お前は道に迷い、安い中古車に成り下がっている。

だが、ドライブは大変な内容になるだろうが、お前は目的地を目指す事はできる。

ずっとメンテを続けたスポーツカーのように素早くあそこにはたどり着けないかもしれないが、

必死に泥まみれになりながら改修し、それでもどうにかドライブをすることは出来る。

パンクエンジントラブルの度に立ち止まる事もあるだろう。

しかしそれすら計算に入れて進むというなら、お前は目的地にたどり着く事はできる。

泥まみれになりながら、価値あるもの世界に届けてみせろ。

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