印象にのこったところ
この新味は本編の最後まで通底する。
すごく良いほうに効いていると思った。
バディの円熟期。
物語の前提の大胆な省略。
(ホームズというタイトルが持つ説明不要、問答不要のパワー!)
映画:原作よりもレベルを上に調整したワトソン、パリッとした、心身ともに強い医者(+荒事好き。賭け事好き(スリル好き)という設定追加はすごくいい)
家宅侵入を手伝うことを決めたときのワトソンの顔(許嫁の両親に会う約束の日)
しかし頬のできものに、ちょっと気を散らされてしまうのは愛嬌。
名前を叫ぶだけで、こちらにくるなと伝える。
致命的なトラップを発動させてしまうワトソンのヌケは、原作のようなヌケで、それはそれで、イイ!
メアリー役の人の芝居がすごいと思った。
過不足なく、終幕の説得力(ホームズがメアリーを認める)に繋がる。
終盤の一幕。
中盤、列車の中で、これに関する教授とアイリーンの明確な会話の一幕。
当のホームズとアイリーンの間では、弱みの正体について、明確な会話はなされないところがいい。
(アイリーンが握られれている真の弱みは、また別にあるという感じもするけど。
そういう含みも、込みでイイ。)