2012-04-09

シャーロックホームズ

印象にのこったところ

1 ワトソンホームズ別離が開始地点という新味は良い!

この新味は本編の最後まで通底する。

すごく良いほうに効いていると思った。

バディの円熟期。

物語の前提の大胆な省略。

ホームズというタイトルが持つ説明不要、問答不要のパワー!)

ワトソン結婚に対するホームズの態度の変化。

2 レベル調整

原作だとポエーッとした(やや間抜けな)印象のワトソン

  映画原作よりもレベルを上に調整したワトソンパリッとした、心身ともに強い医者(+荒事好き。賭け事好き(スリル好き)という設定追加はすごくいい)

原作だとかなり人間ばなれしたホームズ

  映画原作よりもレベルを下に調整したホームズ、ザ人間

3 振り返りざまのワトソンの表情

家宅侵入を手伝うことを決めたときワトソンの顔(許嫁の両親に会う約束の日)

鋭い眼光。良いスタイル

しかし頬のできものに、ちょっと気を散らされてしまうのは愛嬌

4 「…ホームズ!」工場での大爆発。振り向きざまのワトソンの表情

名前を叫ぶだけで、こちらにくるなと伝える。

致命的なトラップを発動させてしまワトソンのヌケは、原作のようなヌケで、それはそれで、イイ!

5 大爆発のちの軍人病院でのメアリーホームズ変装)の一幕

メアリー役の人の芝居がすごいと思った。

過不足なく、終幕の説得力ホームズメアリーを認める)に繋がる。

6 アイリーンの「弱み」の一幕

終盤の一幕。

中盤、列車の中で、これに関する教授アイリーンの明確な会話の一幕。

当のホームズアイリーンの間では、弱みの正体について、明確な会話はなされないところがいい。

アイリーンが握られれている真の弱みは、また別にあるという感じもするけど。

 そういう含みも、込みでイイ。)

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