2012-02-22

ノマドな人々

最近の「ノマドな人々」を見ていると、昔の自分未来自分を見るようで、いろいろ身に覚えがありすぎて、正直こっちが恐縮してしまう。そんな自分から彼らの特徴を描出してみる。

知能は悪くない

彼らは、大体中の上か上の下くらいの知性の持ち主で、普通にやらせると、一通りの仕事ができるスキルはある。そもそも、ソーシャルメディアを活用して自分をアピールすることが出来る時点で、普通の人よりよっぽどアドバンテージがある。ただ、特定の領域で飛び抜けた能力を持っている訳ではない(ここがウイークポイント)。

自分ポジションが見つからない

にも関わらず、彼らがなんでバッシングされるような挑発的な言動をしてしまうのか。彼らは、自分ポジションがわからないのである。どうしたら、一番自分が成果を出せるのか、そのポジションはどうやったら見つかるか、それがわからないのである。なので、彼らは共通して「実績が少ない」。だけど、自分に人よりは能力がある事はわかっているので、そのいらだちからどうしても叫んでしまう。

「お世話になります」が言えない

別に卑屈になれと言っているのではなくて、本当に「人に世話になる感覚」がわからない。だから、「よろしくお願いします」「お世話になりました」のやり取りが出来ない。そのおかげで、せっかくの人脈もダメにしてしまう。

なぜそうなるか

結局彼らは、「甘え下手」「愛され下手」なのである。人と適度な距離をとったり、相手を信頼したり、されたりするタイミングというのがよくわからない。だから無駄に反発したり、自己主張が強く出てしまったりして、一部の人から反感を買ってしまう。

彼らは何を望んでいるのか

彼らは「自分を認めてほしい」のである。「こんなにいろいろな可能性を秘めた自分」「こんなにいろいろな事を知っている自分」を買ってほしいのだ。でも、残酷な事に、投資の事業はたくさんあれど、人に投資をする事は無い。投資家によっては「人に投資する」というかも知れないが、それもモノがあっての投資である。そうでなければ、稼ぐ奥さんの元で主夫でもするしかない。

彼らは何をするべきか

はっきり言えば、「何か作れ」である。なんだかんだで関わりを持ってみようと思う人もまだいるので、今はまだチャンスがある。だから、事業の計画書でも書いたり、実際にソフトを作ったりして、「これが俺だ」というのを作るしかないのだ。そうすれば、まだ事態は良い方向に進む可能性がある。そうでなければ、子供扱いされて、今後とも肩身が狭い思いをするだけになってしまう。

  • 意外とクソみたいなもんでも作っただけで結構評価されたりするよね…。

  • ひえー…。ごめんなさい。言われてみれば、確かにそういう点があります。

  • ノマドな人たちは、スキルやワークスタイルやカッコよさを評価してほしがってるんだよね。 でも世間はそんなもの評価しない。だってそれらは手段にすぎないんだもん。 世間が評価す...

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