それも、昔ながらの偏見=外国人とか男女差とかに関する偏見でなく、
「昔は正しいと思われていたが、実は悪(嘘)だった!」と
「それを知ってる私ってオトナ~」と思い込んで、
その時点で思考停止していることが多いように思う。
(例)
「官僚は昔はエリートと思われてたけど、実は国を操り利権を貪るだけの悪の存在だったんだよ!」
「現代医学は凄いと思われてたけど、実は根本を治さず対症療法で薬漬けにしてるだけだったんだよ!」
「地球温暖化で大変だと思い込まされていたけど、全部、原発ムラが広めたウソらしいぜ!」
「虫食いのない綺麗な野菜はみんな危険!虫も食わない農薬まみれってことだからね!」
・・・と。
もちろん一部は正しいところもあるが、いささか行き過ぎた決め付けが、今や常識のように思われている。
世の中はそんなに単純じゃない。
「いやいや待て、やっぱり悪(嘘)ではなく正しいかもしれないぞ?」
と2回以上ひっくり返して、ちゃんと反論・肯定論も平等に検証し、
そこまでした上で「やっぱり悪(嘘)だ」と批判するならいいが、そんな人は少ない。
なぜなら、この「新しい偏見」の根本にあるのは、ぶっちゃけ「叩く側に居る快感」にすぎないからだ。
コレが広まった結果、本当はそれほど悪くないものにどんどん理不尽な「絶対悪」のレッテルが貼られている。
ある程度までは「不正の監視」の意味でそういう論があっても良いと思うが、最近のmixiニュースへの日記などを見ていると、既にそういう偏見が大勢を占めていることが多い。