2011-07-10

会社が「全社一丸」とかの古めかしい形容詞をつかいはじめた

外資系企業に勤めております。ちなみに日本法人社長日本人

社長日本法人内部から昇格したり、本社から落下傘してきたり、外部から採用したり、とまあ色々なのですが、

最近全社メールとか全社向けの資料なんかで進め一億火の玉だ、みたいな形容詞が多いんですよ。

「全社一丸」「総力を挙げて」「必死になって」とかそんな感じ。

あのね、こういうキーワード社員が張り切るとでも思っているのかね。「よっしゃおれも必死になってやろう」とか「やっぱり全社一丸だよな、燃えてきた!」とかなるわけないっしょ。むしろ、こういう精神論が幅を利かせてきたことにある種の不快感、居心地の悪さ、文化の変質を感じざるを得ないでしょ。新卒採用ほとんどで、入社してからこういうキーワードで育った人たちばかりなら、まあ慣れているだろうから華麗にスルーしているだろうけど、弊社中途がほとんどで、むしろこういう精神論嫌いな人多いはずなのに。こういう精神論を振りかざさずに、会社の全力を挙げるように方向づけするのが社長仕事ではないの?

とある日系大手メーカーに勤めていた知人が何年か前に「うちの会社は『グループ総合力をあげて』みたいな精神論枕詞替わりに使うのが好きなんだけど、そもそも総合力って何だよって感じ。うんざりするわ」という話を聞いて、「ははあ、21世紀になってもこんな会社あるんだな」と思っていたところ、上記の通り自分会社社長最近精神論気味。いや、社長、世間的にはずいぶんと評価されているようなんですけどね。知人には、「いやそれは正直ひどい会社だねーw おれだったらぜったり無理、無理www」と返したけど、まさか勤めている会社がこんな精神論を繰り返すようになってしまうとは。。。

社長がそもそも精神力信者なのか、それとも社長参謀(=社長名の文書やメールを書いている人)が精神力信者なのか。謎は深まる一方。

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