http://rocketnews24.com/?p=73487
マクドナルドの原価表が流出 / マックフライポテト14円など
このニュースがいまさらとりあげられ、地味に盛り上がっているけど
こういう時にあげられる「原価=材料費」という言葉の使い方だけはどうしても見過ごせない。
おそらくこれは「仕入れ原価」から「仕入れ」の意味合いがとれて言葉だけ一人歩きしたのでしょう。
(確かに簿記用語は福沢諭吉が翻訳した時代からほとんど変化せずに流通しているため、言葉のイメージと意味が巧くつながらないのが多々ある。借方、貸方とか、賃借対照表とかね。IFRS導入とともにP/LとB/Sになっていくのでしょうが)
本来の意味は仕入れ原価に加えて、人件費や管理費やもろもろの経費を商品毎に分配したものが原価
つまりここでは、重要な経費である「サービス」に当たる部分が完全に無視されている
材料費=原価と言う奴は(「原価厨」という言葉をつかってもいいが)
「サービスはタダだと思ってる」奴らなのだ。
店員に対して「お客様なんだから当然だろ」という態度で奴らは傍若無人な態度で振る舞う。
たとえコーヒー一杯でだべり続けても「俺は金を払った」というだろう
そして余計に人件費および管理費にコストのかかるような行動をとる。(個室の障子を破いたりね)そのしわ寄せは、当然店員に降りかかる。