2007-08-01

Re:ほかの大学のやつと飲んできた

http://anond.hatelabo.jp/20070801020618

この文章を読む上で気をつけなければいけないことは、言葉意味を正確に把握することだ。元増田がどういう意味で「レベル」という言葉を使っているのかを理解できれば、元増田問題点がわかるようになる。

この文章で言いたいことは、最初に書かれている通り、以下のことであろう。

偏差値大学ほど低レベルな奴の割合は確実に高い

さて、「低レベル」とは何のことであろうか。文章からすると知的レベル、それもいかに硬い話が出来るかということについての「レベル」のことだと分かる。そして、元増田はそれがとても大事であると考え、それ以外の価値を低く扱っているようだ。それは以下の文章からもわかる。

何がおもしろいのか全く分からない「会話」を繰り広げていた。彼らはそれが楽しいらしいが、おれとしてはちっとも楽しくない。

これは大問題である。楽しいことを楽しめないというのは、とてもつらいことだ。経験上、例外はあるにしろ、楽しいことは多い方がいいと考える人は多い。元増田も「ちっとも楽しくない」と言っているように、楽しいということを好んでいるからこそ出てくる言葉を書いている。そして、楽しめない理由は価値観の相違があるからだ。元増田知的レベルの高低という価値を重んじ、それ以外について軽んじているように読み取れる。つまり元増田価値観の狭さがこの「楽しめない」問題を生んでいる。

私は価値観を広げることを人生目標としている。人間である以上限界はあるが、なるべく制限のないものの見方をしたいと思っている。こう言うと何か堅苦しい気がするが、簡単に言えば、様々なことについてもっと緩く見たいのだ、そして楽しみたいのだ。もちろん、この考え方自体、一種の偏見であることは承知している。しかし、上で書いた通り、物事を楽しみたいと考える人は多いはずだ。よって、この考え方はそこまで珍妙なものではないはずである。

さて、この考え方からすると元増田は正反対の人間に思える。そして、元増田自身が楽しめないことを嫌っているのに、楽しめないことの原因が自分の性格によるものであるという、とても悲しい事態に陥っている。

硬い話が不必要であるとは言わない。ある状況においてはとても重要なものだ。しかし、それ以外にも価値はあるはずである。元増田はもっと価値観を広げるべきだ。これはお願いでもある。勉強が出来て知能の高いはずである人間価値観が、そのように狭いものではとても悲しい。非常にもったいない

世の中には「アホ」(馬鹿ではない)を美徳とする考え方がある。元増田には、こういう考え方があることをぜひとも知って欲しい。そして、硬い話と低学歴が話すようなアホな話の両方を楽しめるようになって欲しい。そういう人間を好む人は多いはずだし、私も好きである。

おまけ:物事について語るとき、自分のフィールドで語ると楽だ。しかし、楽するだけじゃダメな気もする。

追記:http://anond.hatelabo.jp/20070801204512

いずれにせよ、話のネタが無ければ、会話もできませんし、そんな飲み会はつまらないでしょう。理系的じゃない人はどんな話のネタを扱うのでしょうか?

理系文系人種に限らず話のネタというものは無数にあるし、何より相手によって変わるものです。こちらから話を振るというのは難しいかもしれないので、まずは相手の話を聞く、それに対して正直に思ったことを話すといいです。相手の話がよくわからないというのなら、それを正直に話します。理系の人たちとしか普段話さなくて、こういう場でどういう会話をしたらいいかよくわからない、ということを言ってしまいます。とことん正直、素直に接します。プライドなんてゴミです。アホになりましょう。ニコニコ楽しく接します。同じ高学歴でも、そこらの堅苦しいやつとは違うことをわかってもらいます。人というものは素直な反応をされると信頼しやすくなるし、その人の出す雰囲気が柔らかければネタなんてどうでもよくなります。皆ニコニコして楽しくなります。

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