サブカルコミュニティでよく批評対象となる、meta社をはじめとする大企業が実際の容姿をアバターに反映させたり、実名アカウントのsnsサービスとの連携といった「メタバースを現実の延長とする傾向」を皆はどのように捉えているだろうか?
私は市場拡大を目指す大企業らしい戦略だなと思う。というのも、自由な気質で人気を博すVRChatでは多くの人がコミュニケーションにおいて圧倒的に優位性をもつ女性アバターをこぞって使うため、
現実社会で身的価値に頼ったコミュニケーションが当たり前な女性は、VRChatではその身体価値による権力を思うように行使できずに居心地が悪くなりフェードアウトしてしまう。
実際にVRChatのユーザー比率は大きく男性に偏っており、男性アバターの種類も女性アバターに比べて圧倒的に少ないというのが現状である。
※逆に現実世界での身体価値が低すぎて辛いと思う女性はVRChatにきて女性アバターをまとえば生きやすくなってハマるかもしれない。
つまり、大企業が現実世界とメタバースを接続しようとするのは、身体価値による権力に頼って生活することが当たり前な女性でも”快適”に過ごせるメタバースに来て頂いて、ユーザーを増やし金を落とさせるためなのだ。
もしこれらの戦略が成功すれば、VRChatのような”現実と隔絶した世界”は敗者たちが集う恥ずべき場所扱いとなり嘲笑の対象となってしまう可能性がある。