2021-11-07

大成建設CMを見て泣いてしまった。「子どもたちに誇れる仕事を」というフレーズを聞いて、すごく羨ましくなった。自分の今の仕事は誰にも誇れないし、世間を良くすることに何ひとつ関われていないと思った。転職するときに、この会社を選んだのは多分間違いだったんだと思う。今の会社と悩んで辞退した福祉系のベンチャー企業は、自分が昔からやりたいと思っていた仕事により近いものだったけど給与福利厚生等が前職よりもかなり劣っていて、やりたい仕事とは少し離れているけど条件はそこそこの今の会社を選んでしまった。もともと前職を辞めた理由は「しんどい」とか「もういやだ」以外に「社会のためになる仕事をしたい」と思っていたはずなのに、結局条件だけで決めてしまった。コロナ禍で求職を焦っていたことも大きくて、運が悪かったんだと思う。今の会社は、給与残業時間福利厚生等の条件だけを見るとマトモだけど、働いていてとてもしんどい。一番つらい仕事採用業務で、上司から女性中国人韓国人面接にあげないでね」と言われているので書類選考で落とすようにしている。女性中韓風の名前の人に、書類の内容も見ずにお祈りメールを送るボタンを押すたび、胸がぎゅっと痛くなる。上司転職エージェントに「男性だけ」と伝えていて、エージェント性別差別できないから「それはできないので書類は見てください」と言って女性も送ってくる。そのことを上司は私に愚痴る。「女性はいらないって言ってるのにね」と言ってくる。私だって女性なのによくそんなことが言えるな、と思う。前の仕事仕事内容も人間関係もしんどくて心を病んでしまったけど、少なくともどこかで誰かのためになる仕事ではあった。今の仕事は誰にも誇れない。誰のためにもならない。社会を後退させる、意味のない仕事だ。日々良心がいたむ。

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