2020-05-05

「実力と重要性を背景に強気な態度を取る人」を目指してしまっていた

それを「実力があるがゆえに他人言動を揺るがされないカッコイ大人」だと勘違いしていた。

人生設計根本的に間違えていた。

自分がなりたいと目指していたモデルタイプそもそもクソ野郎だったことに気づいてしまった。

人生方向性にずっと違和感があった。当たり前だ。

私はそんな人間になんてなりたくなかった。

技術力を身に着けたかったのは自分を安売りせず正統に取引を行えるだけの力を身につけるためであって、自分他人ぞんざいに扱う側に回るためじゃない。

必要不可欠たる存在を目指したのは不当な圧力をかけようという気を削ぐためであって、自分が誰かに対してマウントを取るではない。

私は自分目標を見誤っていた。

ヒーロー番組に憧れた子供が「正義理由暴力を奮って自分正当性をこれでもかと主張できる存在」を目指してしまうのと同じ心理だろう。

虐げられることがない力を手に入れて目指していたのは平穏に暮らせる社会構成者の一員となることだ。

自分が今までやられた分誰かに理由をつけて心身を痛めつけて溜飲を下げることじゃなかったはずだ。

間違えていた。

この歳になりようやく気づいた。

力があって高値自分を売れるから他人を買えるほどの金があるから、そんなことを理由にして横柄な態度を取っているやつなんてなにも格好良くない。

俺は強いから俺がやっていることは正しいと喚き散らす猿山大将なんて目指してどうする。

そんなものを良しとするのは欲求の段階が原始的本能レベルで止まっている蛮族だけだ。

ようやくそのことに気づいた。

技術力、経験、人脈、そういったものを身に着けて次にやることが、他人に対してマウントを取ることだなんて人間として情けないにもほどがある。

なんで俺は、そんなものに憧れていたんだろう……

  • うんこ

  • インターネットでやたらとイキってて噛み付いてばかりの技術屋とかまさにコレだけど、正論でズバっとやってニワカを切り捨てているのを見てカッコイイと勘違いしちゃうのは分かる...

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