自分は手帳や障害年金などをもらう程度ではないが、週4非正規で働いている。都内に住んでいるので通勤もそれ以外もほぼ電車移動だ。
だけどうつ病のような様々な精神疾患、あるいは見えない病や障害を持つ全ての人々への理解は、この社会ではほとんど及んでいない。
人の多い車内の雑音や人の集まった臭い。それらはなんとか耳栓やコロンなどで対策可能だが、「立っているのがやっと」という状態はどうしようもない。とはいえ優先席に座ったら一見普通の健康体である自分がなぜ優先席に座るのかと白い目で見られる。普通席に座れば目の前の高齢者が「最近の若者は冷たいわね」...と、なぜ席を譲らないのかとおばあちゃん同士で聞こえるように口にしてくることもある。多少被害妄想めいていると感じるかもしれないがうつ病患者の妄想というのは現実にある事実に対してその事象が過大に感じられたり、通称は二次妄想という事実に基づく考えで、そういう考えに至るのがうつ病の症状なんだ。
現状できる対策としてはヘルプマークの普及なのではないかと思う。赤い札に白の十字マークのキーホルダーのようなものをぶら下げている人を見たことはないだろうか。あれはヘルプマークといって何らかの際に周りの助けが必要な知的障害を抱えている人やペースメーカーをつけていて席を譲って欲しい人、そんな見えない障害や病を可視化する妊婦マークみたいなものだ。
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/smph/shougai/shougai_shisaku/helpmark.html
役所や保健所で簡単に手に入る。その割に認知されていないんだ。これが妊婦マークレベルまで普及されてようやくうつ病の人への接し方とかを考えてもらえるようになるのか...と思うとそこまでの労力が大変で、多くのうつ病患者は口を噤んでしまう。黙って耐えるしかない現実があると社会を諦めて死にたくなったりもする。見えない病を知ってほしい。知るだけでなく理解してほしい。それが私のお願いです。
めんどいと言えてしまう人、自分が当事者になったらどうする気なんだ。登戸事件について藤田氏が書いた記事を批判する人たちに通ずるものを感じる
鬱病だからわかる 抗鬱薬が変わって大分良くなったけど 酷いときは優先席で寝たふりするしかない 辛いんだから仕方がない
一見健康そうなひとでも事情があって座りたい人だっているし、席に座ってることを責めようなんて思わないけどね てか健康な自分だって長く乗ったら座りたいと思うのは普通なんだか...