西日本新聞の記事で、「低能先生とはネットで誹謗中傷する荒らしの『総称』」との記述があり、otuneが間違いを指摘している。低能先生とははてなで荒らしをする特定個人を指す蔑称のことである。西日本新聞の記事はひどい誤解である。
“批判者の象徴”狙う? IT講師刺殺1週間 容疑者、ネットで複数と衝突|【西日本新聞】
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/429024/
低能先生とはネット上で他人への誹謗(ひぼう)中傷を繰り返す人の総称。「ほんとお前は低能だよな」などと頻繁に書き込むことから名付けられたという。松本容疑者もそんな「低能先生」の一人だったとみられる。
そもそもはてな匿名ダイアリーの投稿は、有名匿名掲示板のようにハンドルネームの設定もできず、投稿者IDも表示されないので、外部から投稿者を特定して識別する確実な方法は全くない。
その状況で、匿名ダイアリーのユーザーの一部は、投稿の文体、文脈から「この投稿は低能先生のもの」だと特定して、トラックバックを送ったり、まとめ記事を作ったり馬鹿にしたりしている。
しかし、その投稿が「特定個人である低能先生」のものだとする保証は全くない。何となく流れで認められているだけだ。
場合によっては、「低能先生による自作自演のやり取り」だったり「低能先生を装った自作自演のやり取り」だったりするかもしれない。
しかし、そうした疑問を、匿名ダイアリー上で誰も出すことないし、答える者もいない。
そうした「低能先生」を巡る匿名ダイアリー上での狂ったやり取りを見た外部の者が、「低能先生は総称で、匿名ダイアリーの中には低能先生として投稿する者が複数いるのではないか」と思っても不思議ではない。実際にそうだったかもしれない。
匿名ダイアリーから飛び出た低能先生が大量IDコールをしてアカウント停止になって匿名ダイアリーに戻ってくる、というやり取りも何となくこれは低能先生だと判断して行われているだけで、匿名ダイアリー上では個別の人間だと特定することはできない。
「これは低能先生の投稿だ」と鑑定している匿名ダイアリーユーザーにとっては「低能先生」は特定の一個人を指す言葉なのかもしれないが、判断される方からすれば「低能先生」は「総称」になったりもする。
匿名ダイアリー上でちょっと乱暴にはてなユーザーを批判する投稿を書いたりしたらトラックバックで「低能先生」と呼ばれてしまったこともあったとかなかったとか…。その頃は低能先生が何かは知らなかったから非常に不気味だったとか。
つまり、今回の犯人は確かに「低能先生」ではあったが、低能先生をめぐる匿名ダイアリーの投稿の中で、低能先生認定されてた者は複数いたことは否定できないし、総称として受け取られていたことも否定できない。当時の低能先生をめぐるやり取りを外から見て、低能先生とは総称ではないかと誤解してもおかしくはない。
全員わかってる事を真顔で一から説明する狂気