突然こんなこと言うのもなんですが、私はかわいい女の子が好きです。
ふんわりしたコーラルピンクのメイクでお肌はツヤツヤな白いブラウスに明るい色のスカートの女の子とか、青みピンクツヤリップでかっこよく黒を着こなすきれいな黒髪目力強めな女の子とか、そういう子を見るととても幸せな気持ちになります。
そんな私の思うかわいい女の子の要素は、私には一つもありません。
「ベストカラー」に並んだ私の大嫌いな色たちを前にして、私は今これからどうしていったらいいのか分からなくなっています。
もともと黄み肌であるという自覚はありましたので、抗糖化対策にはいち早く取り組んできました。美白についても年中美白ケアは欠かしていませんでした。色黒というような感じではないと自分では思っていましたが、今この瞬間鏡を見るとどす黒く黄ばんだ顔だなあと感じます。診断前に見えていたものと今見ているもののどちらが真実なのかは分かりませんが。
青みピンクのチークやリップの似合わなさはそれはもう酷いものだったので、イエローベースであることは自覚していたのでコスメに関してはそこまで大きく外れたものはなかったように思います。とはいえほとんどが春向けのもので、秋ハード向けと言われるようなアイテムはほとんど所持していません。なぜならそれらは私の理想から大きく外れるものだからです。
ふんわりとした女性らしいメイクが好きでした。ツヤがあってほのかにピンクが乗るような、いわゆるヘルシーなメイクが好きでした。でも私には不向きなメイクです。「黄ぐすみしていて色が濃く濁りがちでツヤがない(カラーリストさんのタイプ紹介でよくこういう記載がありますが悪意しか感じません)」私の肌には似合わないとされるものばかりです。
「今まで着ていたブラウスを白から茶に変えるだけでもっとゴージャスで華やかに見えますよ!」なんて言われても別に嬉しいわけがない。白から茶に変わったブラウスなんてそれはもう全くの別物です。あんたはどうしても牛丼を食べたい時に天丼食って満足するのかよ。ゴージャスやシックなんて興味ない。落ち着いてるね、大人っぽいね、なんてババアに見られて喜べって?ふざけるな。
私はおそらく自分の大嫌いな色を取り入れることはできないと思います。自分らしさなんてなくていい。私がなりたいのは私の理想とする誰かであって、そこにとことん邪魔をしてくる自分自身が憎いとさえ感じます。メイクも服も完全にどうでもよくなってしまえばいいのにと、そう思ってやみません。
◆ 結論