2017-05-10

恋活アプリ年収

人達結婚していく。遊んでくれる人が減っていく。

結婚なんてしなくていいと思っていた。しかし、友人達幸せそうな姿を見て、婚活とやらを始めてみることにした。

しかし当時23歳。婚活ハードルは高かった。

結婚相談所に行くも「27歳以上の男性を望まれる方が多いです」と。

街コン合コンに行くキャラでもない。やむなく恋活アプリを始めることにした。

年収記載していいのは会社から収入だけだろうか。他人に打ち勝つためには年収を水増しするしかない。

記載した年収、株の配当やら地代やら何やらを合わせて1500万円以上。約十年取り組んできた投資という趣味に救われた。

登録した瞬間、くるわくるわ「いいね」の通知。「投資勉強をしたいです」「一度お会いしてみたい」

おびただしい数の「いいね」とマッチングサクラを疑ったが、どうやらそうではないらしい。

実際に会うことができたからだ。

しかし、実際に会うと強い違和感を感じた。

素敵だけど、とても自分の身の丈に会わないような華やかな人ばかり。しかも、会って数回目には必ず、

大学学費自分で出さなきゃいけない」「整形したい」「留学のためのお金が欲しい」

などと切り出される。

こっちはプロフィールに「真剣出会いを探しています」って記載してるのに。

年収記載額を会社から貰っている額だけにした。投資という趣味も隠した。

もらえる「いいね」とマッチング数は激減した。

でも、会ってみると相変わらず素敵な人ばかりだ。

パパ活目的の人たちのような華やかさはないけれど。

特定相手とよく会うようになった。告白しようとしている自分がいた。

でも告白するのが怖い。相手がこんなどうしようもない自分なんかに魅力を感じる人だったら嫌いになってしまいそう。

お金をねだってくれないだろうか。学費でも整形費用でも留学費用でも何でもいい。あなたがこのままそばにいてくれるのなら、いくらでも出すから

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