仕事を休んでいて心身ともにリフレッシュしてたら、ふと「仕事って宗教じゃね」ということに気づいた。
辛いことでも頑張らなきゃならないって社会的に容認されているのもどこか宗教での修行みたいだし、飲み会で芸とかやるのも宗教儀式っぽいなあ、と。
なんとなくのイメージだけど欧米では仕事とプライベートが分かれてるってのも、キリスト教とかの宗教が根強いから、逆にそういう雰囲気が容認されているんじゃないかと思う。日本みたいに(自称)無宗教者が多いと、仕事を自分の宗教にしちゃって、その教えから外れると厳しい処分が下るってところがまさに宗教裁判みたいだなあって。
宗派がいろいろあるから一概には言えないのだけれども、日本では「働け!」という価値観が当たり前のように共有されていると思う。もちろん資本主義社会だからそうってのも分かるし、読んだことないけれどもプロテスタンティズムとかが背景にあるのだろうとは思うのだけれども、そういう学術的な背景とは裏腹に、普通に働く社会人たちの宗教心って「仕事」教みたいなところにはないだろうか。
「仕事」をしていれば御利益に預かれるとか(これは普通か)、「仕事」できつい目に遭わされてもきっと報われるとか、「仕事」の教祖(社長とか上司とか)に自分の人間性を無視しても従わなければならないとか、家族より「仕事」が大事とか、「仕事」のために人を殺すとか、はたまた「仕事」に殉じるとか、いろいろと言いようはあると思う。
今の社会にはこのいろんな宗派がある「仕事」教にだんだんと染まらない人たちが出てきて、でも「仕事」教の教徒もまだたくさんいるからいろんな軋轢があるんだと思う。