2016-06-15

あくまSF的な殺人の話

ふと考えた。

ここに、さしたる理由もなく前途洋々たる15歳の若者を殺した人間がいるとする。そいつはとりあえず、少年法適用されないような年齢。

彼は当然裁判にかけられ、メディアに騒がれ、世間に騒がれ、ありとあらゆる人から責められ、重い刑を言い渡されるだろう。

ここでいう彼とは当然男性という意味ではなく、性別特定しない英語のtheyやドイツ語manみたいな意味だ。

ところが、その裁判をしている最中、あるものが出てきたとする。

そのあるものっていうのが30秒くらいの動画

ここから現実的でない設定に入るけど、「数回しか使えないが人物と年齢を指定して人の未来が見える機械」ってやつが発明されていたとする。

それはビデオカメラみたいなやつで・・・もういっそビデオカメラでいいや。

その人に向けて、年齢と月日を指定してシャッターを切るとその時点の彼の30秒くらいの動画が出てくる。しかし、デリケートな機会なので見られるようになるまで1カ月かかる。

一回とるのにとんでもない高いお金がかかる機械なのでそうそう使えやしない。

しかし、偶然殺された若者の親が、子ども死ぬ二週間前くらいに20歳の時点を撮っていたとする。

殺された二週間後にその動画が届いた。そしたら、そこに写っていたのはなんと20人もの人間残酷方法快楽殺人し、裁判にかけられた彼だった。

そうなった場合、それが世間にどこから漏れて万人の知るところとなった場合最初殺人を犯した人に対する評価はどんな風になるのだろうか?

結果的快楽殺人犯の1人を殺して、将来死ぬはずだった20人を救ったことになるわけだ。

殺されるはずだった人やその親族、友人、恋人は間違いなく殺人犯の彼に感謝することになるだろう。

原刑されるとは考え難いが、DEATH NOTE のキラみたいに、信者とかが出てくるのか。

一体そうなった場合世間はどんな風に騒ぎだすんだろう?

※追記※

ほんとだ、死んでるわ。

どうやったらこの設定完成すんの??

  • 「このビデオカメラは壊れている!現に彼は映像のとおりにならず死んでしまっている!詐欺商品じゃないか!」 世間は発明家を詐欺師と糾弾し裁判がかけられる   発明家はこう証言...

  • カクヨムでやれクソ雑魚ナメクジ

  • 典型的な親子パラドクス系の話だけど、現実的な話に据え置くとハイジャックの話に据え置かれる。 これは別にSFじゃなく哲学の範疇だと思うけど、例えばハイジャック犯が自爆テロを...

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