「渡邉美樹の勝つまで戦う」
p242
それは全く予定外のことでしたが、今思えばまさに願ってもないタイミングだったのです。
予定外のところに自分の進むべきみちが忽然として見つかる。
有る目標をおいかけて進んでいるうちに、必ずと言っていいほど、その目標とは異なる、新たな目標に巡りあうのです。
自分の意志や計算とは違うところから、運命に導かれるように私の前に目標がやってくる。
しかもそれは、必ず自分にとってやりがいのある仕事であり、また、うまくやることのできる仕事でも有る。
そんな経験を重ねる内、私は自分が一つの道具として使われているのではないかと考えるようになりました。
「かつての和民は強すぎた」創業者・渡邉美樹氏激白!|『週刊ダイヤモンド』特別レポート|ダイヤモンド・オンライン
ワタミは介護事業を失ってチャンスを得たと思います。ワタミの介護は食事で選ばれてきた。他の老人ホームから食事を提供してほしいという話もありましたが、差別化できなくなるのでしませんでした。これからは、全国の施設に提供できるようになります。
p248
ほんの少し関心をもつだけで、世の中におかしなことがたくさんあるのが目に入ってきます。
誰かがそれに気づいて「おかしいよ。このままではまずいんじゃないか?」と言うところから世の中が変わることだって有るはずです。
きっかけは小さなことでも、目を凝らせば、やがて大きな問題が浮かび上がってきます。
p269
夢を持たないことは自分勝手だ
p278
論語には「過ちてすなわち改めざる、これを過ちという」という言葉があります。
間違ったことを間違ったと認めないことこそ、一番の間違いであるという意味です。
今、このコトバをわが胸に突き付けてみる必要があるのではないでしょうか?
いままで私達が「正しい」と信じこんできたものを疑い、新たな道筋を探しだすこと。
それは非常に勇気のいることです。
しかし、いままさにこうした価値観や考え方を改めなければ、人類はこの先をやっていくことができない。
それほどの大きな転換点に私たちは立たされれている、といって良いでしょう。
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