「知らない」と言えない時代になった。「知らない」と言ったら一通りバカにされて、結局教えてもらえない。私は知らない時には「知らないー、教えて」というのだけれど、必ずバカにされる。ように思う。
昔はよかった、なんて言わない。今はまだこの情報過剰時代の過渡期なんだろう。知らない、と言わないことが自己防衛になってるんじゃないかな。知らないと負け、みたいな認識の人が多い。とはいえ、最近の話ではなくて昔から職場のおっさんはそんなもんだった。知らない、と言えない、バカにされることを極端に恐れる。自分がバカにされたと感じると極端に怒り出す。今も昔もおっさんはこれだ。男性上司なんてもっと厄介で、会社からの承認を自分の全人格の肯定と認識しているようでとにかく居居丈高だった。ただ、そういう人たちの前では「知らない」と言ってもバカにはされなかった。自分のプライドを満たす存在には優しいんだよね。水商売のおねえさんは「しらない」という仕事なんじゃないかな。
話がそれた。
みんなしてスマホいじり倒して、情報の交換を高速に行って、頭ばっかり使ってるから、頭がいいと勘違いしている。だから知らないと言えないし、言った奴は敗者になる。つまり、コミュニケーションは勝負みたいになってしまった。コミュニケーション能力、というのは、具体的にはハンドシェイク能力の高さなんだろうけど、下手な人は簡単に勝負に変換して理解している。かといって「強い」わけでもない。せいぜいテレビ、スマホからの情報だ。そして、それで勝負していくのだろう。
「知らない」と言えるほうが巧みなんだけど、勝負だと思っている人たちにはその言葉は届かない。それにうなづいてしまうと負けだからだ。相互監視ツール「ツイッター」なんてのは明らかに戦場。
そうだね。わからないことは、わからないって言うようにするよ。 やればやるほど、わからないことが増えていく。 ハイレベルになればなるほど、無知になる。 学問は不思議な世界だ...
知らないと発言できる方が強いと思うがなー 世間には立場というものがあり、なかなかそうもいかないらしい 質問すると怒るやつは基本的に自信がないやつよ 周囲に知らないことがバ...