2013-10-05

>「にげる」のお値段。

非正規の給料がすごい金額になっている。もう一人では暮らしていけないのではないだろうか。非正規のメリット、というのは、当人にあるのだろうか? と考えてしまう。

給料とは責任に応じて上がるものだと信じていた自分に驚く。そんなことはない。えらい奴ほど責任は取らないし、給料は高い。そうできている、安い奴ほど無駄に、分不相応に責任を背負わされる。給料の高い奴の分も背負っている。それに応じた給料になっていない。

非正規、という職分は「逃げる」権利があるのだと思う。厭になったら逃げていい。20年働いて雇い辞め、という記事があったが、20年の間なにをしていたんだろう。逃げる準備なんだろうか。えらい奴らは給料が高いから下がるのを恐れる。責任を恐れる。しか逃げられない。第一に逃げないことが責任を取ることだ。非正規は逃げられる。逃げたとあっても、逃げられた側は残るしかない。逃げられないのだから。なんとか逃げようとするだろうけど。半沢直樹をみてフィクションではあるが、あの、逃げない姿勢責任を取らない姿勢は、現実的な説得力がある。逃げない。逃げられないから土下座する。

逃げることは悪ではない。最後最後自分のために「逃げる」権利を保持している非正規は強い立場だ。自分を急力に守る方法を手にしている。給料に合わないとなったら逃げればいい。矜持なんて関係ない。とにかく逃げるんだ。時間がたてばたつほど、自身が逃げてはならない、なんて勘違いを起こす。したがって、定期的に逃げるほうがいい。逃げなければならない。逃げる癖を身に着けないと、非正規の価値がない。逃げられるんだから、こまめに逃げるんだ。ブラック企業からだった逃げればいい。どうして逃げないんだ。逃げることは最後権利だ。自由だ。防衛手段だ。

こまめに逃げろ。普段から逃げるんだ。必要以上に逃げろ。逃げられないやつを探して、そいつを楯にして、逃げろ。逃げろ。逃げろ。勘違いして「逃げちゃいけない」と言ってる奴ほど楯にしやすい。むしろ自ら楯になる。「逃げるな」なんていう司令官自分が逃げるまで誰も逃がさない。逃げられる奴から逃げるに決まっているというのに。最初の一人が逃げるまでしかその言葉は力がないというのに。それでも「逃げるな」という。自分逃げられないから

逃げられないからアイディアが出る、なんていう奴もいる。そこまで追い込まれないと出ないアイディアなんておかしいと気付け。奴らはまず逃げてから安全を確保してから出てくるアイディア価値を見出そうとしない。

逃げていいんだよ。変な契約だって、逃げるためだ。見積もりの詳細を出さないのも、逃げるためだ。工数見積もるのも、逃げるためだ。正社員逃げられない。だから普段から逃げている。こまめに逃げている。他人が逃げるより早く逃げている。

いからお前ら、はやく逃げろ。今、迷ってる奴。逃げても問題はない。残ったやつらの問題だ。今逃げないと、お前は残る奴になる。すると逃げられない。もう逃げられないんだ。

俺はそうやって逃げてきた。

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