職場に、ちょっとやそっとじゃお目にかかれないレベルのブサイクがいる。
チビなのにふくよかなので、ミニボストロールとか呼ばれることもある。
実は高校が同じだった。マンモス校なのでクラスが違うとほとんどの生徒が名前も知らないレベルだけど、
そいつだけは他学年にも有名だった。
高校の時から、「私はやたらモテる。モテすぎてしんどい」と周りに吹聴する奴だったけど、それは今も変わっていない。
もちろんウソだけど。
なんと付き合って一週間で婚約。ボストロールまさかの玉の輿の大はしゃぎ。
これでうまいこと虚言癖が収まり、ボストロールの妄想話を昼休みに聞かなくて済むと思いきや、そうでもなかった。
どういうわけか、「◯◯課の◯◯さんが私を抱いた」だの「◯◯課の課長にセクハラされた」だの、
「今、社内で30人から同時に告白されている。返事を待ってもらっているけど、私じゃ襲われそうで怖いから、あなたが断ってきて」
と御曹司にお願いしたらしい。
おつむの弱い御曹司が真に受けたのは言うまでもなく、うんざりした被害者の数名が会社を辞める事態に。
自分も、そのせいで仕事量が増えたので、知り合いの会社に身を寄せることにした。
うちの部署はほぼ壊滅状態、会社自体ももう半年ももたないだろう。
小振りのボストロール一体に傾国の力があったとは、多分誰も想像してなかったと思う。美人局やるなら、ホンモノの美人がよかった…
という、やるせない気持ちを吐露してみた。
ぶさいくはあんまし決定的な要素じゃないな ひどい妄想癖のやつがたまたまぶさいくだっただけで ぶさいくじゃなくてもだめじゃんそいつ あと美人局もちょっと意味違うぞ
ほんとだww美人局の意味違うわありがとうww なんていうか、物凄い不細工同士に派手に騒がれたもんだからなんとなく書いたタイトルなんだわごめん