2013-01-25

気づいてしまった。

 ふと、仕事で朝から晩まで働いてサービス残業サービス休日出勤まみれをしていて気が付いた。

「これじゃあ、いつか潰れるその日まで働き続けるか、転勤になってかわりの生贄が用意されるのを待つしかないのか」と。




 去年、会社を辞めた。

自分純粋に疲れてしまっていることに気付いた。



去年の秋に異動があり、ほかのところに異動になって主任になった。

前任者から引き継ぎを受けて、業務を開始したのだが実は前任者が曲者だったのだ・・・


山ほどその部署で公然とコンプライアンス違反法令違反を行っていた。

そのことに気付いていて、上司課長などは黙殺してきたらしい。

(いろいろ費用を投入したおかげもあり、成績は好調だったため)

ただ、その黙殺していたと思われることだけではなく、ほかにも山ほどルール違反などを繰り返しており、

完全に法律的にもアウトなことをしていて、部下にそれを強要していたのだ。

部下たちも主任絶対者であったためにそれが当たり前化しており、

本来のあるべき姿に戻すべく、いろいろルールを教えるのだが

なぜ今までのルールがだめだったかわかっていない節がみられるものが多数いる。(コンプライアンス意識がまったくといってない。)

前任者の恐怖政治も手伝って、意見を言ってはいけないという下地もできているようで

本来なら真っ先に相談すべきことがなにも相談してこないという有り様だった。

どうして言わなかったかを聞いてみると、

前任者の時はそんなこともできないのか・わからないのかと言われ、怒られていたのでついと。

前任者はこうだった、ああだったと前任者の在任期間が長かったせいもあり、

主任サービス残業サービス休日出勤が当たり前だと思っていたり、

休日で休んでいるのにお構いなしに自分たちで処理できるくだらない案件でばかみたいな回数の電話をかけてきたりと

素晴らしいまでの腐り具合でとても業界一二を争う上場企業の姿だとは思えなかった。

その上、課長たちも私がこれらのことに疲れ果てていても数字お上のご機嫌伺いばかりで、

根本的に人時が足りなくて出来ていないことなどで怒鳴ってきたりすることだけは一人前だった。




会社は前任者が3年半も法律ルールコンプライアンス違反を犯していたのに、

監視機構は働かず、数字しか見ていないのに気づいてしまったのだ。



ほかの会社でもあることなのだろうとは思うが、ただ自分がその災厄を受けてようやく分かった。

こんな組織を維持するために自分犠牲にするのがバカらしくなった。

いったい何のために働いているのかと。

お金はもちろん欲しい、でも、こんなことするために働きたかったのかと。


自分はもうここに一秒もいたくないと思い、

自分たちが楽したい課長などの上司達に無理やり引き伸ばされたりもしたが、

辞職を申し出てから2か月、移動してきてから3か月後に無理やり辞めた。

下の人たちには退職日の前日まで伏せていたのでかなり驚いていたが、

まったく気づいていないことにむしろ呆れた。

結局ふがいない上司たちは2か月の間に

哀れな生贄を用意できなかったようで課長たちが代役をしている。


会社を辞めて、次を決めていなかったのでいまはのんびりと貯蓄で暮らしている。(5年くらいの貯蓄はある)




ただ、自分が何がしたいのかが分からなくなってしまった。

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