2011-03-23

計画停電とかで街が死んでいる状態がもの凄く心地よい

そんなことを感じるのは自分だけだろうか。

15年程前、今回地震で被災した宮城県の海岸地域に少しだけ住んでいたことがある。

長期出張だったんだが現場への送り迎えは会社からの指示で同僚がやることに。

で、自分は社用車の割り当てナシ。

スーパーまで買い物に行くにも、車で10分かかる場所だったんだけどね。

鉄道駅までは、歩いて10分なのだが駅前にはセブンイレブンがあるだけ。

都内と違って電車も30分に一本くらいしかこない。

ネットはようやくADSLが出始めのころなので、ダイヤルアップだった。

あと通信手段はPHSのみ。

会社が用意したのはレオパレスだったんでテレビはあったよ)

とにかく、欲しい本を買おうと思っても電車に揺られて仙台まで出向かないと

いけないような場所なわけだ。

でも、次第に余分な物欲がそぎ落とされて行くのを感じた。

セブンイレブンで、おでん買ったり、雑誌買ったりするだけで

ものすごくワクワクしてしまうようになった。

休日に、仙台にまで出かけて遊ぶ時の気分はもっと最高!

もともと、生まれも地方だったので夜の8時になったら商店街

すべて閉店しているのが当たり前だった。

そんな経験があるためか、今、東京で街が死んでしまっているのが

もの凄く心地いい。

だって、夜遅くまで店が開いていても余分なお金を使うだけ。

それに、選択肢の多すぎる東京ライフスタイルにも、もう疲れた。

景気のこととかを無視するんだったら、もうこのまま街が死んでいる状態が

ずっと続いて欲しい。むしろ、もっと閑散として欲しいくらい。

24時間、いつでもお金がおろせて、いつでも買い物ができる状態は

便利だけど、やっぱり異常だと思う。

うそう、冒頭の宮城県暮らしていた時、すごく驚いたことがある。

夜8時くらいには、一戸建ての家から光が漏れているのは大抵リビングのあたりだけ

なんだよね。つまり、団欒の時間存在しているってこと。

もう、昼と夜の境目がない社会はやめてしまわないか

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