2009-02-08

英語で書く その弐

http://anond.hatelabo.jp/20090206052528

英語で書く、を書いた増田でーす。ブクマしてくださったみなさん、ありがとうございました。

まずご質問にお答えします。

私がよく行くアメリカサイトはごくごく一般的なところです。

ヤフーメッセージボードとか、ヤフーチャットです。

チャットレスポンスにある程度、早さが求められますので、初心者の方は掲示板の方がいいんじゃないかな。

YouTubeコメント欄おすすめです。ビデオがあるわけですから、何について話しているか、一目瞭然ですから。

問題はむしろそこで何を話すかということですね。

コミュニケーションもいいんですけど、英語学習目的なら、ただただフレンドリーな話題、環境では「やあやあお元気?」で終わってしまいがちなんですよ。

そうじゃなくて、相手も自分もそう簡単に譲れない問題、何でもいいんですけど、政治とか宗教とか、思想とか、わりあい固めの話の方が、突っ込んだ会話になりやすいんですね。インターネットではむしろ。

私も、英語学習という意味では、友達よりもむしろ論敵の方が役にたってくれました。

私を育ててくれたのは私の敵です。

だから争いや議論を恐れずに、どんどんハード環境に身をおいた方が結局は近道なんですよ。

私たちは受験のために膨大な熟語や英単語を覚えてきましたよね。

でもそのほとんどは一回も実際に使うこともなく、見ることもないんじゃないでしょうか。

受験のためには必要なんですよ、どういう試験問題が出るかわからないですから。

でもあなたが化学に何の興味もないなら、化学関係英単語は使う機会もないでしょうし、見る機会も少ないでしょうから、必要から言えばそれを覚えるのは無駄なんです。

あなたに興味のある分野のことを英語で書いたり話をすることのメリットは、あなたにとって必要性の高い単語や構文を集中的に覚えられるということです。

私は文法はとても大事だと思います。

単数と複数の違いとか、時制の違いとか、三単元のsをつけ忘れただとか、そういうことは正直言ってどうでもいいです。間違えても全然問題なく通じます。国際語としての英語は今後そういう方向に進むでしょう。

先日も、You and him is student? とか、間違って書いてしまったところ、突っ込まれたんですね。

私もbe動詞の疑問文の作り方や、主語の人称とbe動詞関係はもちろん知っていますけど、たくさん書いていればこういう間違いもやってしまうんですよね。

でもそれでもまったく問題なく通じます。だからあなたが文学作品を書きたいとか、英語修士論文を書きたいとか、そういう高度な欲求がないのであれば、そんなことはまったく気にする必要はありません。

けれども文法そのものは大事です。

文法が分かっていないとそもそも何をどうやって言えばいいのかが分からないからです。

やっぱり中学の英文法くらいはざっとおさらいしておくのがいいでしょう。

it~to, it~that, so that 構文はとくによく使います。関係代名詞もあやふやではなくきちんと分かっていたほうがいいでしょう。

完了形、過去完了形はあんまり気にする必要はありません。

それでしか言えない文章、過去経験とか、継続してその状態にあるとか、そういう時以外は普通現在形、過去形で押し通して差し支えありません。

話していると、相手ももちろんいろいろ書いたり言ったりしてきますよね。

それも、私に対して、私が興味があることについて言ってくるわけです。

その時、ああ、なるほど、これはこんなふうに言うのかっていうことがよくあります。

そういうのは興味と驚きとともにインプットされるんで忘れないんですよね。

そういう時は早速自分も使ってみて、表現力を高めましょう。

表現力を高めれば、ニュースを読んだり聞いたりしても、何を言っているかが分かります。

私、日本人ヒアリング能力がないんじゃないと思うんですよ。ヒアリング能力がないんじゃなくて、そもそも単語力や構文力がないから何を言っているかが分からないんだと思うんですよ。

あと、英語の発想がそもそも日本語とはズレているんですよね。

その発想を理解するってのも大事だと思います。

たとえば…。

インターネットを通して知り合ったアメリカ人の友達にデービッドくんっていう男の子がいます。

彼、ニューヨークに住んでいるユダヤ人でものすごくイケメンなんですよ。

なんでも大学哲学勉強しているらしくて、

「あほか、そないなゼニにならんことしてどないするんや。男は甲斐性やで」

と言ったところ、

「あのな、うちのお父ちゃん、ものすごくお金持ちやねん。そやからわいはお金のために勉強せんでええのや」

と言っておりました。

なに!お金持ち!ということで、

「そかそか、ほなら結婚しようか」

と言ったんですが、「わいはゲイやで」とおっしゃいました。

ゲイでもなんでもええわ。うちが欲しいのはあんたの体やない、あんたのカネや。正確に言えばあんたのお父ちゃんのカネや。カネのために結婚してやろうって言っとるんじゃ!」

と言ったんですが、なかなかうんと言ってくれません。強情な男です。

その、ユダヤ人ニューヨーカー哲学者ゲイイケメン金持ちボンボンデービッドくんと、ある時、パレスチナ情勢について話したんですよね。

彼はユダヤ人のくせにシオニスト嫌いっていう希少種で、イスラエルに批判的なんですけど、その時に彼がこう言いました。

What do you think of israeli invasion with impunity?

私、衝撃を受けましてね。この文章を画像にして、いま、デスクトップの背景にしてますけど、それくらい衝撃を受けたんです。

訳しますと、

イスラエル、好き勝手に侵略やっておりまんな。あなたさん、どない思われます?」

くらいの意味です。

impunity (不処罰性、処罰されないこと、免責)ていう単語がちょっと難しいくらいで、他はどうってことないですよね。

別に何の変哲もない文章です。文法的にもまったく難しくありません。

ただ、この意味する内容のことを日本人が英文にする時、まずこういう構文では言いませんね。

Israel invades. But it never be punished. What do you think of them?

とかでしょうか。

まず with impunity ってのがほれぼれしますよね。日本人だとここは without punishment ってするでしょう。

思うんですけど、英語って名詞で文章をいいがちなんです。

日本語は同じことを動詞で言うんですよね。

起訴、とか、免責、じゃなくて「処罰されない」って言うのが日本語の癖なんです。

侵略、じゃなくて、「侵略している」って言うのが日本語の癖なんです。

それと、否定文ももちろんありますけど、形としての否定文じゃなくて肯定文に直して言う、そういう発想は日本語にはあんまりないですよね。

without punishment や not with punishment じゃなくて、with impunity ってやるってのが英語っぽいというか、英語の癖なんだなって思います。

日本語の構文に沿って英訳すると、どうしても長くなりがちなんですよ。

接続詞関係代名詞が複雑に入り組んで、そういう時はひとつの文章を複数にわけるのもひとつの手段なんですけど、動詞名詞に変えられないか、否定文を肯定文に変えられないかって発想するのも、すっきりした英文を書くコツなように思います。

で、まねをして、I don't know him っていうところを、I have absent of knowledge about the male って言ったことがあるんです。いくらなんでもこれはやり過ぎだったみたいで、「君はイギリス人みたいな英語を書くね」って言われました。

これ褒め言葉じゃないですよ。

なにもったいつけてんだYO!ってことです。

ただ、もったいつけるべき場面、論文とか文学作品とか、ちょっと高尚に見せたい時には有効だってことです。

彼はイギリス人みたいって揶揄しましたけど、実際、イギリスメディアではこういう文章を書く人が案外います。

BBCとかはすっきりした表現が多いですけど、新聞ではけっこうありますよね。

ま、そういうこともお楽しみのうちということで。

記事への反応 -
  • 大学を出て以来、特に英語を使う機会もない私。 英語も錆びつくばかりで、読むのだけは辞書を引きながらなんとかなるのですが、話せない、聞きとれない、書けないの駄目駄目三重苦...

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