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2024-05-23

日本ダービー 展望

もはやウマ娘から3年たち、増田はてな競馬話題が上がらなくなって久しいですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?

それでもやはり、ダービー有馬記念くらいはちょっと見ておきたいという気持ちの残った方もいるかと思います

では今年のダービーについて考えていきましょう。

日本ダービーって何?

そもそも馬って、今みたいに車が流通する前は、自家用車であり、トラックであり、ベルトコンベアーであり、トロッコであり、戦車であったわけで、人の移動や物の輸送、または戦闘に欠かせないものだったわけ。

当然、仕事に適した車、さらには高級車やスーパーカーが求められるように、名馬は昔から珍重され求められた。

で、名馬の格付け品評会にあたる競争があり、そこで優秀な成績をあげた馬が種牡馬となり、名馬の親となったわけだ。

その最高の馬格付けレース日本ダービーで、これは三歳の同い年の馬だけが生涯一度だけ走れるレース

まり、その世代の最高の馬がこのレースで決まるってわけ。

わくわくだよね!

競馬界のカレンダーダービー基準になってて、ダービーが終わると翌週から次の世代、2歳馬のデビュー戦が始まる。

これからデビューする馬は、来年ダービーを目指すってわけ。

要は馬にとって一番大事な時期が、2歳の初夏から3歳の初夏、ダービーからダービーまでってことだ。

誰が出れるの?

ダービーに至るまで細かいレースがあり、そこで結果を残した子だけが出れる。

レースの着順に応じた賞金があり、その賞金をたくさん稼いだ子や、指定された有力競争で上位に入った子が出れる。

まりダービー最下位になろうとも、世代トップの18頭に名を連ねられるというのは名誉だってこと。

誰が勝つの

有力馬は何頭かいものの、今回は確勝と言えるような飛び抜けた馬がいないと言われている。

まり、多くの馬に勝つチャンスがある。

しかし、実力が明らかに上位だろう、という馬も何頭か見当たる。

ダービー東京競馬場2400mという条件で行われるけど、東京競馬場は広く、最終直線が長いコースなので、紛れが起きにくいレースでもあり、馬の実力が反映されやすい。

そう考えると、今回のレースは着順まで当てることは難しいが、3着以内に入れる範囲をある程度絞ることができる、という認識でよいと思う。

馬はある程度スパートをかけられる距離はせいぜい600m、本気で全力疾走できる距離は200mくらいなのだが、東京競馬場の最終直線は500m以上あり、勝負どころがコーナーでごちゃつく、という事態にはあまりならず、直線のスパート勝負で何とかなりやすい、というのが、東京競馬場レースが荒れにくい理由だ。


では、今回勝つチャンスを持っている有力馬を紹介していこう。

ジャスティミラノ

ここまで3戦無敗の皐月賞馬で、今回一番人気になると考えられている馬。

間違いなく強い。

皐月賞は新記録が出るような高速決着で、さらに前が止まらない馬場だったことと、キズナ産駒の消耗戦上等な性質が見事にマッチした結果だった。

皐月賞中山2000は、後ろからの末脚一閃が決まりにくく、前を高速で走ってスタミナ勝負に持ち込むのは血統的にも最も適した戦法だったと思う。

じゃあ、じっくり行けば瞬間最高速の切れ味はそうでもないの?というとそれもそんなことなく、ドスローだった共同通信杯で見せた末脚は驚愕するレベルだった。

そうなると隙はないのか?というとそうでもなく、共同通信杯皐月賞もペースが極端だったのが気にはなる。

両極端な条件でどちらもハイパフォーマンスだったのなら、どんな展開でも対応できるような気はしつつも、ミドルペースで末脚勝負が決まりやす東京の直線、本職の差し馬の後ろからの追撃を凌げるか?というと正直差されても驚かない。

今回のダービー、おそらく皐月賞ほどの高速決着にはならないだろうが、共同通信杯みたいなドスローにもならないだろう。

そのペースをうまくコントロールできるかが勝負ポイントだと思う。

ガレイラ

メス馬なのに2歳のオスメス混合のG1で優勝した女傑。

一級品の末脚が最大の武器になっている。

今回、瞬間的な末脚を出した馬は実はたくさんいるのだけど、ジャスティミラノ共同通信杯や、ダノンエアズロックアイビーステークスは驚くほど前半のペースが遅かったので、誰もがすごい末脚を使える条件での末脚だった。

ガレイラの末脚はそうではなく、ハイペースに流れた展開でもすごい末脚を必ず使えるのが彼女の魅力。

なんちゃって末脚じゃなくて、本職の末脚だ。

ただ、彼女スタートは遅く、道中でポジションを取れない。

今回のレース相手ジャスティミラノだと思うと、最後にそこまでダレるとは思えず、ある程度の位置を取って最終直線に入らなければ届かないだろう。

そこはルメール騎手が何とかしてくれるとは思うが。

皐月賞で6着に負けたことで嫌われている傾向があるが、皐月賞の時、調教後馬体重から11キロ減ってのレースで、かなり消耗があったという話が聞こえてきている。

フケ(発情)もあって、レース当日前日にかなり暴れて落ち着きがなかったとか。

正直、それが最大の敗因になっている。

今回は時期も変わり、もうフケの影響はないはずなので、そこは気にはならないと思う。

が、木村調教師のインタビューでも、以前から彼女は気高く、人を信頼しすぎず人と距離を取るような性格だそう。

なので、馬装をつけたり、パドック回ったり、多くの人と関わらなければならないレース前に、不必要な消耗をしてしまうことを心配していた。

やはり当日どれだけ力を消耗せずレースに迎えるかがポイント

ひとつ間違いなく言えるのは、皐月賞本来彼女の力ではないってこと。

レース中の接触の不利や、ゴール前の向かい風で差し馬の不利も起きていたし、言いだせば細かい不利はいっぱいある。

コスモキュランダ

弥生賞馬で、皐月賞2着。

その皐月賞2着も、勝ったジャスティミラノタイム差はなかった。

ジャスティミラノに迫るほどのスタミナを持ちつつ、レガレイラに近い末脚を持つのがこの馬。

当初の勝ち上がりに時間がかかったことと、勝ち切ってはいないこと、前回のモレイラが今回のらないことから人気を落とすようだけど、実績で言えば絶対買わなきゃいけない馬。

スターズオンアースオークス前とかぶる。どう考えても強いのに、フロック視される馬というのはいて、この馬がそれに当たる気がしている。

ジャスティミラノの真後ろのポジション取れたら、ミラノ差し切れると思っている。

が、不調のデムーロは向こう正面で動くレースもやりがちなので、末脚残しているかは正直わからない。


シックスペンス

皐月賞組を走っていないので他の馬との比較がしにくい。

しかし、ダービーを勝つためにあえて皐月賞を使わなかった馬、というのは大体が強い。

この馬はそれに当てはまる。

しかもここまで無敗。

騎手日本最高の騎手川田

調教師も国枝先生

前のレースのものレベルの高いレースではなかったから、前走を見てダービーでどんな走りができるかは何とも言えない。

でも、わからいからこそ抑えておきたい馬の筆頭と言えそう。


ダノンエアズロック

これまで小さいながら骨折などもあり過程は順調ではなかった。

しかし、ドスローだったとはいえアイビーステークスでレガレイラと同じ上がりタイムを出してレガレイラに勝っている。

最終的に間に合わせてダービーに滑り込んだし、鞍上はモレイラ

レース後の骨折が判明した弥生賞けふがいない走りをしたが、万全の状態で出てくれば実質無敗とも言える。

勝っても驚きはしない。

その他

勝ち馬はこの5頭から出ると思っているよ。

あと、3着内で言えば、アーバンシック、シンエンペラーも抑えたい。

もうひとつやすなら、シュガークンも3着ならあるかな

シンエンペラーは、血統や実績から軽視されがちだと思うけど、能力は間違いなく高く、状態皐月賞より断然いいらしい。

ただ、気を抜いて遊ぶ癖があるので、本気を出してくれるかわからないのが難しさのようだ。

矢作先生世界最高峰調教師だし、鞍上坂井瑠星騎手も成長目覚ましく、もはやトップジョッキーの実力を持つ。

シンエンペラー覚醒の2着とかは普通にあり得ると思うよ。

ダービー楽しみだね。

2023-10-02

凱旋門賞終わったね

日本スルーセブンシーズが4着好走でした。

事前の予想として、案外好走するんじゃないか、という意見は多かったし、個人的にも5着前後は狙えてもおかしくはないなと思っていたので、見事に実力を発揮してくれたと思います

今回の好走の原因としてはやはり馬場、久々に雨が降らずほとんど良馬場と言っていい状態レースが行われたのが大きいです。

その他にも、

ステイゴールド系が好走する

体重が重すぎないほうがいい

・その時ベスト日本チャンピオンホースで臨むこと

あたりが好走の条件と事前に言われており、まさにピッタリはまった感じでしたね。

ステイゴールド系がなぜいいか?というと、生粋のスタミナ血統である、というのが一番の要因で、さらダートもいけるほど荒れた馬場重い馬場に強いというのもあり、さらには色々なことに動じにくい・環境の変化に強い気性があるようです。

気性難や癖馬も多いけど、我が道を行くタイプの癖馬なら海外遠征には強いんでしょうね。

あと、日本でやれることがあらかた終わってから、箔をつけに凱旋門に行くのではなく、やっぱり完全に旬な時に行かなきゃいけないのは改めて感じました。

スルーセブンシーズは最高のタイミングだったよね。

そして今回でやっぱり確信したこと

・数か月の滞在競馬のほうがよいのか問題

これは、他の国への遠征も直前輸送で結果が出ているのに、凱旋門だけ例外なはずはない、という考えが最近は主流だったけど、やはり今回のような2週間前輸送でも十分なのだろうと思います

・良馬場なら日本馬は強い

2400ではやはりヨーロッパの方が上で、日本馬の実力は単純に足りていないのでは説もあったけど、それも確かにある

でも、全然及ばないってことはない

オルフェーヴル級じゃなくても、うまく展開1つで勝てる馬は日本にもいるだろうというのは確信を深めた

ルメールがいい

やっぱりルメール日本馬への理解、ロンシャンへの理解が深く、現状、彼以外の騎手日本にのって凱旋門勝てる気はしない

ルメール世界トップと同等の最高の騎手だと思う

クリスチャンデムーロが乗ってくれるならそれでもいいと思うけども。


まとめ

とはいえ、かつて何度も2着もあり、4着はキズナもあり、スルーセブンシーズはそれらと変わらず4着どまりとも言える

何も進展はしていないかもしれない

でも、スルーセブンシーズより間違いなく強いイクイノックスを送っていたら、エースインパクトには負けたかもしれないけど、2-3着には入れたろうし、うまくいけばエースインパクトにも勝てた可能性は少し感じる

大将を温存してのこの結果はちょっと今後への期待感を増してくれた

1年後はまた新しい馬がトップホースになっているだろうし、それがステゴ系の小柄な馬であれば、ぜひまた挑戦して欲しいなと思う

2023-05-28

ダービー

外国人ジョッキーだったデムーロネオユニヴァースダービー制覇があんだけ歓迎されたのはデムーロ感情ストレート表現して大喜びしてたからだったのかな…と今日ダービーを見て思いました。

レーンももっとメディア露出して面白い所見せてほしい。

2023-04-23

一昨年ウマ娘が難しくて挫折しかけたけど

今は楽しくやってます

去年anond:20220514092559を書いた者ですが、この1年はウマ娘界で色々あったので振り返っておきます

近況

チームランクはUG5、競技場はクラス6です。もちろん月曜からは降級します。結局この1年間で一度もクラス6に残留できたことはないので壁は厚いですね……(過去最高は1,015,731点)

チャンミは一時期必ずAグループ進出できていたんですが最近進出もままならなくなってきました。まあでも決勝進出を賭けて一喜一憂することはなくなったのでいいか……。こないだのアリエス杯でチャンミは終わりですが、最終的にカプリコーン杯・アクエリアス杯・ピスケス杯・ヴァルゴ杯でゴールドアリエス杯・サジタリウス杯でゴールド☆です。プラチナって何それおいしいの? 第2回サジタリウス杯は偶然チョコボンがすごく上振れした結果チャンミ史上初の5戦5勝を体験できました。俺有馬記念向け育成得意かもしれん……(第1回ジェミニ杯のときは長距離育成苦手だったんですが、今はむしろ距離育成の方が得意で短距離は思うようにいかないですね……まあでもそれが普通でしょうか)

名鑑Lvは129。プレイアブルキャラのうち85人を解放しました(衣装違いはそれぞれ1人とカウント)。初回プレイは割とじっくりやるので逆に先延ばしになってしまって、まだツインターボと(デイリーレジェンドレースで入手したばかりの)ナリタブライアンの育成をやっていないので、育成済みは83人です。うち53人がUG以上(最高はメジロドーベルのUG8)、6人がSS+、15人がSS、9人がS+です。現シナリオによってインフレが加速しましたね……ちょっと前まで大成功だったSSが今や失敗作やぞ……

育成シナリオ

前回の増田では温泉に行けない仕様になったMNTについて愚痴りましたが、その後のグランドライブグランドマスターズでは温泉に行けるようになっててよかったですね。ただグラマスはうまぴょい伝説が見れないので不満。あとグラライでの「GIRLS' LEGEND U」のライヴが良すぎたのでそれが見れないのは寂しい。っていうかグラライが色んな曲を聞けてお手軽にいろんなライヴを見れてすごい良かったので正直「ずっとグラライでいいのに……」って思ってました。初回プレイキャラは一度グラライでやってうまぴょい(+GLU)を見てからグラマス、って流れですかね。

ただグラライにも欠点はあり、レース出走が育成の上で何のメリットにもならないので、たとえばキタサンブラックみたいな目標レースが多い娘の育成にはあんまり向いていなかったところ、グラマスはレース出走でも知識が貯まるのでそこは良いですね。逆にメイクラはレース偏重すぎて序盤に出れるレース全然ないハルウララみたいな娘にとってはネックになっていたので、この2シナリオの良いとこ取りをしたのがグラマスという感じでしょうか。あとやる気管理がしやすいのでゴールドシチーの固有称号「百年に一人の美少女」を獲るハードルが下がってくれるのもありがたい。

そして散々文句を言ってきたメイクラですが、グラライでありがたみに気づきました。三冠制覇欲がめっちゃ薄れたんですよね。アオハル杯までは「なるべく三冠獲らせたいな~」って思って、クラシック三冠とか、それが無理そうなら春三冠とか秋三冠とか、多少スケジュールがキツくなっても何がしか称号を獲らせてあげようとしていた(そして無駄レースに出走して微妙な育成結果になることが多かった)わけですが、メイクラでクラシック三冠春秋マイル+春三冠+秋三冠エリ女VMみたいなイクノディクタス以上に過密なローテをこなしまくった(三冠ウマ娘スプリント王者キタサンブラックみたいな異常個体を作りまくった)ことで三冠制覇に飽きて「なんか別にもう三冠ウマ娘じゃなくてもいいか」みたいな感じになって、結果的にグラライ・グラマスでは合理的な育成をすることができたというか。メイクラを通ってなければここまで達観することはできなかったと思うのでメイクラには感謝ですわ。

この1年間で新しく引けたキャラのうち数名について印象を書くと、

こんな感じでしょうか。おひんばいいよね……

あとネオユニヴァースは引けてないんですけど、デムーロの「人間言葉を喋れないのが欠点」という台詞から意思疎通が難しい電波系不思議ちゃん」というキャラ造形にしたのは天才所業だと思いました。なお某掲示板ではあまりにも一昔前の電波キャラ造形すぎて「電波、届いた?」とか「電気って、なめると味がするのかな」とか書き込むおじさんたちが大量発生しており「おっくれてるぅ―――――――――――――!!!!!!」と思いました(小並感)。

そういうわけで早くサトノクラウン実装しやがれください。クラちゃん可愛すぎだろ俺の嫁確定ですわ。ぐへへ……ヒシミラクルちゃんシュヴァルグランちゃんはおじさんとあっち行こうねえ……

デイリーレジェンドレース

これのおかげでタイキシャトルビワハヤヒデナリタブライアンを開放できましたありがとうございます。今はタマモクロス開放に向けコツコツやってるところです。

アグネスタキオンの因子研究

3ヶ月に1回くらいやってくれ(懇願

顧客が本当に必要だったもの感ありますよね。賢さ☆☆短距離☆☆☆固有☆☆みたいな微妙な因子の水マルが賢さ☆☆☆短距離☆☆☆固有☆☆というレンタル用にちょうどいい感じの因子になったり、スピード☆☆マイル☆☆☆固有☆☆のセイウンスカイスピード☆☆☆マイル☆☆☆固有☆☆にできたり、とにかく青☆9にならなかったからといって移籍させないでよかった感しかないです。もっと因子レポート持ってるだろジャンプしてみろよオラ。

原作

イクイノック推しなので去年の天皇賞(秋)サイレンススズカの幻影と化した世界パンラッサ先輩を華麗に差し切る姿に痺れましたし、ドバイシーマクラシックでは差し馬のくせに先頭に立ちノーステッキレコードで逃げ切る姿に衝撃を受けました。マルゼンスキーかな? 実況見ててお口あんぐりだったというか。勝つだろうとは思ってたけどあんな勝ち方するとはまさか思わないじゃないですか? そして皐月賞ソールオリエンスもヤバすぎ。直線が短い中山ナリタタイシンより後方から差し切ったとかどんだけだよ。桜花賞リバティアイランド差し切り見てすげえ三冠牝馬確定じゃんと思っていたら皐月賞もっとすごかったという(つくづくドゥラメンテの早逝が惜しまれる……)。やっぱディープインパクトの後継争いは今んとこキタサンブラックが筆頭でしょうか。あとはコントレイル産駒がどれだけ走るのかですよねえ……

そしてメイケイエール……彼女GIに出る度に高揚と落胆を味わっている……桜花賞からずっと応援してきていて、間違いなく実力はあるのですがGIで勝ちきれない。俺キンヘイロー推してた人たちの気持ちわかってきたわ……。なので今度のヴィクトリアマイル参戦は朗報ですね。とにかく向いてない短距離を走らせてたらGI獲れずに終わるので、どうせ制御できないなら適性に合った距離を走ってもらった方がまだGI勝利の目はあると思います。俺はエールちゃんの秋古馬三冠可能性を信じてるからな(ガンギマリ)(ikzeの腕ちぎれちゃう)(ソングラインとの鞍上かぶり問題ときソングエール大岡裁きしろって意見があって笑った。大岡裁きは車裂きの刑ちゃうぞ!)

2022-11-10

エリザベス女王杯 予想の備忘録

エリザベス女王杯が悩ましい

とても難しいのでなんとなく今のところ調べた情報を書き連ねておこうと思う

自分備忘録もかねて


まず有力馬を紹介

有力馬

・復活を狙う女王 デアリングタクト

全盛期なら余裕で勝ちそうな気がするけど、全盛期の力はない

しかし、半端な馬よりは今でも強い


秋華賞馬 スタニングローズ

今年のクラシックの主役2番手

桜花賞こそ間に合わなかったがオークス2着、秋華賞1着

紫苑ステークスから秋華賞メイチの秋3戦目で中3週の余力が心配


クラシック惜敗 ナミュール

豪快な切れ味とスケールの大きさはピカイチで、そのうちG1を勝つ逸材

出遅れたりコーナー膨れたり競馬は下手だけど、完璧に噛み合った日には圧勝する能力がある

体が小さくて秋華賞から中3週でくる余力が心配

こちらは秋2戦目


女王の娘 ジェラルディーナ

昨年から3戦重賞で惜敗続きだったが、今年6月鳴尾記念から雰囲気が変わり、ただの惜敗ではなく本気の勝ち負けに

鳴尾記念から3戦目のオールカマーでついに重賞タイトルを初戴冠

しかオールカマーは有力ライバルの自滅と、トラックバイアスの有利があったのでフロック視されがち


アイドルを粉砕した嬢 イズジョーノキセキ

昨年のエリ女5着

大事前哨戦府中牝馬でソダシを破って重賞タイトル初戴冠

地味だが大崩れせず、末脚が鋭い

前走以外は強いライバルと戦ってきたわけではないため、伏兵イメージを消し切れない


・病を克服した名優 ウインマリリン

G2 3勝、オークス2着と実力は間違いない

日経賞勝ち、天皇賞春5着とスタミナはメンバー随一

昨年のオールカマー以降は肘の病気でまともに走ることができなかったが、この夏ごろから回復傾向

今回と同じコース宝塚記念では7着、札幌記念で3着と復活の兆し

体調さえよければとっくにG1を勝っていた馬に訪れた最大のチャンスが今回


欧州から遠征 マジカラグーン

重賞3勝、オークス馬で、実力は文句なしの3歳馬

欧州馬の中ではこの馬は高速馬場にも強いほうと言われるが、今回の阪神馬場と合うかは未知数

これまで57kg程度でずっと走ってきたのが、今回54kgで走る


・前年度女王 アカイイト

エリ女リピーター多い、阪神2200がコース実績あるほうが強い、大きめの差し馬が強い、のようなデータからすると積極的に切る理由がない

そのうえ調教も1年ぶりにいいらしい

気になるのはこの1年何も結果を出してないこと


あとは、アンドヴァラナウト、ピンハイ、ウインマイティーあたりが有力だよ

次は上記で上げた馬に関して、さらに詳しいことを書いていくよ

今の時点で自分が調べたことなので、枠が出て、さらにいろんな情報が出ればまた変わっていくと思うよ


デアリングタクト

この馬に関しては、もう終わったのか終わってないのかだけ

三冠馬としては終わったけど、競走馬としては終わっていない、というのが結論

復帰後の成績だけ見て、三冠馬過去イメージを捨てて考えなきゃいけないと思う

しかし、その場合でも宝塚記念で3着に入る馬は切れないな、となっている

調教はとてもいいとのこと

出れるならジャパンカップに出るべき馬だがエリ女選択した、というのが、「確実に勝てるほうを選んだ」のか「ジャパンカップは無理だから少しでも勝算があるほうを選んだ」のか

後者だと思われる

しかし、宝塚記念3着をすぱっと切れますか、というとそれは無理だよね

あー、しかし、昨年の宝塚記念3着、オールカマー4着のレイパレエリ女6着、2016年宝塚記念1着、オールカマー5着のマリアライト京都開催だけどエリ女6着ってのと被る

ただの有力な1頭って感じがする


タニングローズ

この馬に関しては秋華賞の疲れがあるかどうかが最大の疑問

結論としては、疲れはある

確実に疲れが見える

陣営現状維持できていると言っているけど、そんなこと言って沈んだ馬はいくらでもいる

アカトリノムスメも、ガイアフォースもそんな感じだった

仮に現状維持できていたとして、阪神2200は阪神2000以上に過酷でタフでスタミナを要求するコースだし、難しい面はあるはず

天皇賞から宝塚記念つのだってなかなか難しいのに、メイチ秋華賞から阪神2200エリ女はなかなか厳しい

切ってもいいけど、実力があるのは疑いがないし、根性馬券内もなくはないとは思う

母系の奥にはシャーリーハイツがいて、ミルリーフクロスもある

クロフネイメージでスタミナ不安と思う必要はなさそう


ナミュール

秋2戦目なので、スタニングロースと違って疲れどころか上積みがあるらしい

馬体が大きく減るようなことがなければ秋華賞からの疲れ、というのはそれほど考えなくてよさそう

阪神2200が東京コースのような一瞬の切れ味を要求するコースではないためナミュールイメージコースが合わない気がするが、タフなコースに強いハービンジャー産駒だし、父の血が騒げば案外こなすかもしれない

そもそも秋華賞2着というのも、絶妙コースの合わなさを見せながらの僅差2着だったわけで、そのレベルの馬なら適性外でもそつなく能力でこなしそうには見える

しかし、こいつに関しては確かなことは言えない

勝ってしまっても驚きはしないし、最後方をやる気なく走っても驚きはしない


ジェラルディーナ

気になるのは実力が本物なのか?ってところだと思う

デアリングタクトやヴェルトライゼンデは故障経験者だし、案外あんもの、と思えば、あのオールカマーはやり直してもまた勝つと思う

そういう意味ではフロック勝ちではなくて、相手が弱かったってこと

鳴尾記念から馬体も変わってきて「勝ったらいいよね」が「今回は勝つんじゃないかな」に変わってきた中でのオールカマーなので、この夏から秋にかけて本格化してきたのは疑いようがない

その中で負けた相手マリアエレーナやヴェルトライゼンデなど一線級だった

そして今回はオールカマーより状態がいいってことなので、夏前の重賞4着してる頃のイメージで見くびらないほうがいいのは間違いない

気になるのは乗り変わりで、微妙に手があわなかった福永騎手から武史騎手に乗り変わりで一気に結果に結びついたが、今回もCデムーロに乗り変わり

武史騎手のほうがよかったけど、デムーロうまいから、まだ調子は上がってないけど、まあなんとかなるかなと信じたい

あとは最初の直線が長い阪神2200で、中団前目7番手前後で内にスッと入って脚をためれるかどうか

二の足がつかない馬なので、最初に折り合い重視の福永騎手の時はいポジションとれなかった

デムーロポジションとれるかどうか?後方になってしまうと厳しいと思うので中団インが欲しい

理想はウインマリリンの後ろのポジション

あと、陣営距離問題ないと言っているけど、阪神2200の適性は本当に大丈夫なのかな、ってちょっと気になってる

あ、あと、ジェラルディーナにとって久々のG1なので、初めてこの子見る人も多いかもしれない

パドックでは目をむいて首を振りまくって、野武士のような形相になって入れ込むけど、それで平常運転なので気にしないであげてください

普段は可愛らしい女の子なのに、レース終わっても目が逝ったまんまのめちゃくちゃ雄々しい馬ですが、それで普通です


イズジョーノキセキ

府中牝馬組が強いとか、過去阪神2200の成績がいいとか、末脚があるほうが強いとか、そういうデータがあつまってくるとイズジョーノキセキが条件に合うよな、ってなる

問題は実力が通用するか、だけど、昨年5着なら通用するとみていいと思う

勝つかはわからないけど、勝つかもしれないし、馬券内なら普通にあると思う


ウインマリリン

気になるのは阪神適性だと思う

阪神天皇賞春5着、阪神エリ女4着、中山重賞で2勝、洋芝札幌記念で3着など、これまでの成績を見て、阪神がこなせないと見るほうがおかし

調教師も阪神はこなせるはず!と言っている(でも結果が出てないから向いてないのかも、とも言っているw)

輸送は苦手みたいだったけど、前乗りして克服しているし、コースに関してはあらかた問題はないはず

あとは肘の問題

ようやく気にせずにトレーニングができてて、この3年で一番いい状態で出れる、と陣営は言っているし、実際に調教は抜群!

陣営のしゃべり方も、今回は勝つために出ているって色気をプンプン感じる

本来の実力はメンバーでもトップクラスなので、勝ち負けの1頭だと思う

2020年ラッキーライラック宝塚記念6着、札幌記念3着、阪神エリ女1着なので、あやかりたいところ


マジカラグーン

まじでわからない

わからんやつを軸にはできないし、日本の有力馬もみんなそこそこに不安点がある

勝つ気できているのは伝わるし、阪神2200は外国馬も比較勝負やすコース

買い目から抜くことはできないだろう


アカイイト

正直言うと去年ができすぎただけで、完全にフロックだったと思っている

というか、そう思うしかないような成績を今年はあげている

これで絡むと思う方がおかし

んだけど、そのレースにだけは強い子っているからねー

去年だって普通は来れないのに来てしまうんだから、そうさせるだけの何かがあるんだろうね

と思うと一応絡めたいよね


まとめ

あとは伏兵

アンドヴァラナウト、ピンハイ、ウインマイティーらが馬券に絡むこともあるかと思います

インキートスはこないと思ってます


個人的には今のところの一番手評価はウインマリリンとデアリングタクト

次いでジェラルディーナ、イズジョーノキセキ、ナミュール

有力視しているのはこの5頭

だけど、3着までなら、というか、上記有力5頭の間2着に差し込んでくる馬がいるかもしれなくて、その可能性あるのが、マジカラグーンアカイイト、スタニングローズ、ウインマイティーあたりだと思う

ひょっとしてひょっとすると、荒れたらピンハイ、アンドヴァラナウト、クリノプレミアム、ローザノワールあたりも絡むかもしれません

そうなるとお手上げかなあ

アンドヴァラナウトは長い距離走ってないけど、長距離にも似た阪神2200をほんまにこなせるの?というのを疑問視してる

クリアできそうって情報を得たら、有力にするかもしれない

2022-10-14

秋華賞予想

こんばんは

競馬増田だよ

最近は事後に書いてたけど、今回は事前に書いとくよ

秋華賞だね

スターズオンアース桜花賞オークスの二冠を取ってて、三冠目を取れるかに注目が集まっているよ

じゃあこれまでの二冠馬はどのくらいの率で三冠目を取れてるか気になるよね?

これまで桜花賞オークスを勝った馬は11頭いて、そのうち6頭が三冠を達成しているよ

案外多いよね?

まあでも、ほとんど似たメンバー世代最高峰レースしか距離も条件も違うレースで2連勝してる馬なんだもの、実力は抜きん出てるんだよね

そりゃ三冠取る馬が半数以上だわ、と納得できるよ

で、三冠馬になれなかった馬の成績だけど

5頭中、テスコガビーだけは故障で出れず

4頭が出走したのに負けているよ

でも成績はさすがに優秀で、2着入線が2頭、なんだけどブエナビスタは斜行で3着に降着してる

あとは3着が1頭、4着が1頭

まりブエナビスタ降着がなく、入線だけで言えば、春の二冠馬の三冠目の成績は、6-2-1-1ということになる

正しい成績でも6-1-2-1だね

まあ、メンバー全員G1勝った子がいないのに、1人だけG1を2勝してる子がいるんだから、どう考えたって今回も有力

普通に考えると9割スターズオンアースは3着内にくるよ

調教も絶好調ではないようだけど、十分に力は出せる程度に仕上がっているみたいだし、惨敗はないと思う

まあ勝つかはわかんないね

あと、次点で言えばもはや人気順になってしまうけど、

タニングローズナミュールアートハウスの3頭がどうしても強いですね

ただ、スタニングローズ紫苑ステークスでもかなりズブかったし、あれからドンと良化してるのが条件

そして、実際かなり良化してるという話

ナミュールは1番強かった阪神JFクリスチャンデムーロの手腕で、同じくスタートがダメだった桜花賞は武史くんで惨敗してる

オークスは武史君で3着だけど、彼は東京コース強いし、大きいコースのほうが向いている馬な感じはある

何よりスタートが安定しないし、実力は間違いないんだけど、信頼しきれない部分はどうしてもあるよね

アートハウスは間違いないのだけど、春のクラシックで結果残してないのだけが不安かもしれない

この3頭にほとんど差はないんだけど、実績で言うなら阪神中山の2000経験がないナミュールが少し未知な感じはある

でもハマった時の破壊力というか、馬のスケールが1番でかいのもナミュールだよね

昨年のアカトリノムスメみたいなのもあるし、馬の格が高いというか、雰囲気があるような馬が最終的な勝ってくるような気もしている

三者三様で、結局優劣つけれないよね


これ以外で言うならエリカヴィータライラックが気になる

エリカヴィータ調教が抜群にいいみたい

そして牝馬の国枝厩舎、牝馬福永騎手なんで、7番人気という数字以上に勝ちに近い馬だよ

ライラック紫苑ステークスでの末脚が1番よかった

タニングローズもズブくて上が伸び切れない中、差し切るかという見事な末脚を見せたのがライラック

あれを見ると展開次第ではライラック絡むかもしれないよね、というのは感じた

あと、紫苑ステークスのあと、武史君が2000は距離が長いって言ってたけど、サウンドバーチェはスタニングローズほとんど変わらないレースを見せてくれていた

あれでサウンドバーチェが距離ダメと言われるなら、スタニングローズも今回勝ち負けできるクオリティじゃなくない?という気がしてしま

紫苑ステークスレベルは気になるね

紫苑ステークスからグググっとスタニングローズが良化してるからタニングローズ評価でいいんだけどさ

それならサウンドバーチェもある程度評価しなくちゃいけなくない?と思う

武史君がサウンドバーチェに2000は長い、と言っただけでここまで人気下がってるのは美味しく見えますけどね

まあ武史君がいうんだから正しいんでしょうけども

で、結論

スターズオンアース

◯スタニングローズナミュールアートハウス

エリカヴィータライラック

サウンドバーチェ

あと、3着ならなくはない馬が5頭

5.6.11.12.16

クラシックなんで紐荒れはあると思うし、全てケアするなら16頭中12頭は抑えた方がいいかもね

ただ、2着までは上6頭で決まると思う

なので今回は3連よりは馬連枠連かなと思っている

今回は本命トップ4が全て2つの枠に入ったので、当然枠連を買うのも良いでしょう

でも、現時点でスターズオンアース複勝が1.8倍だかつくらしい

こんなにつくなら、他の馬券買う必要なくない?

スターズオンアース複勝3000円でいいかもね

まあ、近づいたらもっと下がるだろうから、結局枠連を買うかもしれない

2022-02-16

anond:20220214233511

ナミュールのことやろうけど、あの出遅れから最内のコース取り一本に絞って4着に持ってきたクリスチャンデムーロはすげえなって思ったよ

お金じゃなくてレースを楽しめばいいよ

2021-09-15

anond:20210915183559

続き

ルナワ    2400m級フランスアリカ女王

アイルランドまれアイルランド育ち  5歳牝馬

レーティング 期日までに対象レース出走なしのため圏外(昨年は122で21位タイ)  16勝9敗 (G1 3勝、重賞 8勝、アイルランド6勝、フランス2勝、アメリカ1勝)

2400mは、キャリア6戦5勝(11着1度)、ロンシャン2400mは昨年のヴェルメイユ賞G1)で勝利

2020年8月からG1を3連勝含む重賞6連続連対

ブックメーカー凱旋門賞オッズでは最近まで1位を示していたため、凱旋門賞でかなり有力と目される馬

直近のレースまではG1を3連勝含む重賞5連勝をしており、抜群の強さを示していた

勝ったG1は、ヴェルメイユ賞オペラ賞、ブリーダーズカップ・ターフなので、フランス牝馬の2400m・2000mチャンピオンかつアメリカチャンピオンと言える

いや、アイルランドの馬なんですけどね

特筆すべきは2400mで6戦5勝という、凱旋門賞への距離適性の高さ

競馬場も、ロンシャン2400mのヴェルメイユ賞を昨年しっかり勝っている

馬の絶対的な力だけで留まらず、凱旋門賞への適性をしっかり考慮すると一番不安がないのがこのタルナ

重賞5連勝中だったのが、今月のアイルランド2000m級最強決定戦アイリッシュチャンピオンステークスで2着敗戦

負けた相手世界最強の一角、2000m級最強のセントマークスバシリカ

この日もタルナワの持ち味のラストの追い込みの切れ味は抜群だったが、セントマークスバシリカとの差は縮まらずに惜敗

しかし、縮まらないというのは引き離されてもいないので、ラストの最高速はセントマークスバシリカとほぼ同じだと見ていい

スタイルは追い込み

最後方に控えて最終直線でえげつない伸びを見せる

シュリフがぐーーって伸びていく感じに対して、タルナワはセントマークスバシリカと同じで、ズバーン!って感じのえげつない加速をする

2000mではセントマークスバシリカポジショニング差分かに負けたけど、タルナワには少し距離が足りなかっただけな気がする

勝った2000mのオペラ賞もギリギリの着差だったので、2400mこそが専門に見える

2400mでもセントマークスバシリカは同じ切れ味を見せるかはわからないが、タルナワは間違いなく同じレベルの切れ味を見せるはず


スノーフォール    16馬身差の欧州オークス三冠馬

日本まれアイルランド育ち  3歳牝馬

レーティング120 世界18位タイ  12戦5勝(G1 3勝、重賞 4勝、イギリス3勝、アイルランド2勝)

2400mは、キャリア4戦3勝(2着1度)、ロンシャン2400mは先日のヴェルメイユ賞G1)で2着

今年からG1を3連勝含む重賞5連続連対

ディープインパクトの娘、母の父は大種牡馬ガリレオ

セントマークスバシリカと同馬主、同厩舎

母馬が日本ノーザンファーム委託されており、そこでディープインパクトの子スノーフォールを産んだ

その後アイルランドに渡って活躍

2歳の間はパッとしなかったけど、3歳になって覚醒

まずG3を勝つとその勢いのままイギリスオークスアイルランドオークスヨークシャーオークスを3連勝して、欧州オークス三冠を達成

中でも最初イギリスオークスでは、2着に16馬身差をつけるというゲームの大差勝ちみたいな伝説を作った

2017年スノーフォールと同じくオークス三冠を達成したイギリスのエネイブル(19戦15勝)は、キングジョージ6世andクイーンエリザベスステークス3勝、凱旋門賞は2連覇と3年連続連対をした化け物なので、スノーフォールもエネイブルに重ねて期待されている

ただし、この16馬身差というのは、例年良馬場なら2分35秒前後のところ、稍重で2分42秒かかったレースだったというのは意識に入れておく必要がある

何かとんでもなく走りづらい理由があったところ、スノーフォールだけがうまくクリアした、というような何かがあったのかもしれない

ヨークシャーオークス後、凱旋門賞直行するかと思いきや、初のフランスでのレースとして牝馬限定前哨戦ヴェルメイユ賞に出走

後方からまさかの伸びきれずで2着敗戦

それまで凱旋門賞で圧倒的本命かと思われていたが一気に混戦模様となった

敗戦理由は、位置取りが後ろ過ぎて届かなかった、という話もあれば、ちょっと最近レースに使いすぎでは?とかロンシャンの芝があってないのでは、という話もあって何とも言えない

このヴェルメイユ賞を勝ったのはアイルランドまれイギリス調教の3歳牝馬ティオナ(6戦3勝)

彼女スノーフォールとは3回走っていて、3回目の勝負ヴェルメイユ賞で初めてスノーフォールに勝った

スタイル差し

中段後方に控えて、最終直線でぐーっと伸びていく

彼女の残した結果を見るとすごい力があるのは間違いないんだけど、セントマークスバシリカやタルナワに劣らないほど上りが切れているのかは映像を見るだけじゃなんとも言えない

上がりタイムのデータとかどこかにあればいいのだけど

2分42秒の稍重で16馬身差、と思うと、タフなコンディションで真価を発揮するのかもしれない


ハリケーンレーン    欧州変則三冠馬

アイルランドまれイギリス育ち  3歳牡馬

レーティング121 世界11タイ  7戦6勝(G1 3勝、重賞 4勝、イギリス4勝、アイルランド1勝、フランス1勝)

2400mは、キャリア3戦2勝(3着1度)、ロンシャン2400mは今年のパリ大賞典勝利

デビューから3連勝後、イギリスダービーで3着、その後G1を3連勝中

最強馬アダイヤーと同馬主、同厩舎

ハリケーンレーンのお父さんもアダイヤーと同じフランケル

もはやアダイヤーと条件違うのお母さんだけ

デビューから3連勝、G2に勝って臨んだイギリスダービーで、僚馬アダイヤーに3着敗戦

イギリスではダービー馬になれなかったので、アイルランドダービーに参戦して勝利フランスダービー菊花賞中間のようなパリ大賞典に参戦して勝利して、欧州クラシック荒らし成功

さらイギリス菊花賞に当たるセントレジャーを勝利して、国をまたいだ変則クラシック三冠のようなものを達成

ダイヤーには負けてるし、アダイヤーの勝ったレースの質は別格だけど、ハリケーンレーンのほうが成績表はきれいなんや

パリ大賞典勝利の実績からか、現時点でのブックメーカーの出す凱旋門賞オッズはアダイヤーと同じ数値で、3番人気タイ

スタイルは先行

イギリスダービーでも先行するもアダイヤーに全くかなわなかった

パリ大賞典では前目に控えて、終盤かなり早く仕掛けて大差で勝っていた

ダイヤーやセントマークスバシリカラストの切れ味勝負をしてもおそらくかなわないので、早仕掛けをしていかに長く足を使うかが鍵に見えた

札幌記念のソダシみたいな展開に持ち込めば勝機があるかも?


ティオナ    スノーフォールに雪辱の女

アイルランドまれイギリス育ち  3歳牝馬

レーティング 圏外  6戦3勝(G1 1勝、重賞 1勝、イギリス2勝、フランス1勝)

2400m級は3戦2勝(10着1回)、ロンシャン2400mは今月のヴェルメイユ賞勝利

2連勝中

凱旋門賞圧倒的本命と言われたスノーフォールをヴェルメイユ賞で破り、一気に混戦状態に陥れた刺客

彼女スノーフォールとは3回走っていて、スノーフォールの連勝が始まったG3では3着、16馬身差のイギリスオークスでは10着と敗れていたが、3回目の勝負ヴェルメイユ賞で初めてスノーフォールに勝った

スノーフォールの16馬身差快勝のイギリスオークスは、何か特別なことが起きていたのは間違いなくて、あのオークス度外視してしまっていいのなら、5戦で1着3回、2着1回、3着1回となかなかの安定感を見せている

あのオークスを抜いたってスノーフォールが強いことには間違いないけど、そのスノーフォールを本番と同条件のヴェルメイユ賞で破った、というのは決して軽視できる話ではない

スノーフォールが連戦で疲れてただけ、とか、スノーフォールはロンシャンでは全然走らない、とかなら別だけども、スノーフォールがある程度いつも通りならやはりティオナが強いのでは、という話になる

お父さんは凱旋門賞シーザスターズ

シーザスターズのお兄さんは大種牡馬ガリレオ

スタイルは先行

ヴェルメイユ賞では2、3番手に控えて、コーナーは内ラチ沿いギリギリをロスなく回っているのが印象的だった

無駄のないレース運びから先に直線で抜け出すと、スノーフォールの見事な末脚をもってしても届かない力があることを示してくれた


クロノジェネシス    日本現役中距離最強馬

日本まれ日本育ち  5歳牝馬

レーティング120 世界18位タイ日本2位タイ  15戦8勝(G1 4勝、重賞 6勝、日本8勝)

2400m級以上は3戦1勝(2着1回、3着1回)、海外遠征UAE2400mのみで、欧州遠征はなし(UAEは2着)

G1を3連続連対中、2020年以降の全7レースで3着以内を継続

日本現役中距離最強馬にして、日本での歴代金額13位

デビューから一貫して北村友一騎手が乗っていたが北村騎手が大けがにより休養

直近の宝塚記念は初めて北村騎手以外のルメール騎手が乗り1着

凱旋門賞ではまた乗り変わりでアイルランドのマーフィー騎手騎乗予定だそう

初めての海外遠征ドバイシーマクラシックではミシュリフにクビ差負けの2着

帰国後はガリガリに瘦せていて衝撃を受けた、という話があるので、環境の変化には敏感なのかもしれない

そのため、あまり長くいさせないほうが良いとの判断からか、渡欧は9月24日とほぼ1週間前

ドバイ遠征経験をもとにベスト方法をとろうとしているはずなので、我々は信頼するしかない

日本で実績十分でありながら、日本の硬い高速馬場だけでなく重馬場にも強いため、欧州の重くて深い馬場にも十分対応できるのでは、と言われている

お父さんはフランス活躍し、凱旋門賞でも勝っているバゴなので、クロノジェネシスも十分適正はあると思う

ダイヤーのような欧州の化け物馬に勝てるかどうかは正直わからないが、せめてミシュリフにはリベンジしてきてほしい

黒い毛色だけど実は芦毛と聞いて驚く人も多いはず

スタイルは中段前目から直線で前を差す感じの先行


ディープボンド    パワーとスタミナお化け

日本まれ日本育ち  4歳牡馬

レーティング118 日本7位タイ  13戦4勝(G1勝利重賞 3勝、日本3勝、フランス1勝)

2400m級は3戦1勝(2着1回、5着1回)、ロンシャン2400mは今月のフォア賞を勝利

重賞3連続連対

3歳までは同じ馬主三冠馬コントレイルサポート役として活躍するも自身の結果には結びつかず

4歳になって重馬場の3000mという非常にタフな条件の阪神大賞典で5馬身差の完勝

そこから開花して天皇賞(春)で2着、フランス遠征してのフォア賞で勝利と、スタミナやパワーが要求されるタフな条件で安定して結果を示している

日本より深く重いロンシャンの馬場にも適性を示したと考えてよいし、フォア賞よりまだまだ上積みがあると思って間違いない

好条件のスピード勝負、切れ味勝負では分が悪いのだと思うけど、タフな条件となれば勝ってもおかしくはない能力を持つ

ただ、タフな条件の消耗戦はスノーフォールも得意としている(16馬身英オークス稍重)ので、道悪になればスノーフォールとディープボンドは相対的評価を上げるべきと思う

条件次第では馬券に絡んでもおかしくはない

騎手は昨年ソットサスで凱旋門賞を勝ったCデムーロ騎手

日本でお馴染みMデムーロ騎手の弟

キズナ前哨戦ニエル賞1着、凱旋門賞4着、父の父ディープインパクト凱旋門賞3位入線のち失格となっているので、親子3代での悲願を叶えるのかどうかにも注目

スタイルは先行

前目につけて最後にぐっと伸ばす感じが基本だけど、フォア賞ではワンペースで行くほうが強いという判断結果的に逃げとなった

周りの馬の位置取りに関係なくワンペースで走れたり、タフな長距離をしぶとく勝てるのは気性が良い証拠

そのへんがボンドの一番の強みかもしれない


まとめ

個人的には、アダイヤー、セントマークスバシリカ、タルナワの3強なんじゃないかなー、と思ってはい

スノーフォールは不確定なことが多すぎてよくわからないし、なんなら代わりにティオナの好走も普通に期待している

でも、出走頭数や枠などが決まったら、買い目はまたその通りにはならないと思う

枠が発表されたらまたお話しましょう

2021-09-06

anond:20210906124427

まぁウマ娘に関する部分ならサイバーエージェント社長馬主になってるディープ産駒のドーブネぐらいかなぁ

 

まぁウマ娘ファンにとっては原作最新話って感じもあるし

昨日デムーロが勝ったのも「そうかドゥラメンテが亡くなったばかりだもんな」とか「ユーバーレーベンでオークスを取ったデムーロマイネル軍団に乗せてもらった時点で気付くべきだったか!」とか色々考えなくもなかった

因みにマイネルファンロンはユーバーレーベンの半兄なんですって

 

やっぱこう見ると原作最新話って感じがするな

2020-12-01

日本競馬は大きなレースになればなるほど外国人騎手が勝つことが多くて

デムーロルメールが1,2着独占すると「まーたデムルメ馬券か」ってみんな言うんだけど

このデムルメっていうのは変な意味があるわけではなくてルメデムよりはデムルメの方が言い易いからデムルメなんだよね

だけどこれ腐女子にとってはデムルメかルメデムかってめさくさ重要ポイントになるわけだよな

それでまあ何が言いたいかというと馬単は買わず馬連買っとけということ

2019-04-23

メモ

2018ルメール 全774出走 1~3番人気662出走.855 勝率.308 1番人気375出走.484 勝率.395

2017ルメール 全812出走 1~3番人気673出走.829 勝率.284 1番人気341出走.420 勝率.381

2016ルメール 全787出走 1~3番人気575出走.732 勝率.290 1番人気299出走.380 勝率.368

2017デムーロ 全669出走 1~3番人気565出走.845 勝率.287 1番人気277出走.414 勝率.372

2008安藤勝己 全559出走 1~3番人気409出走.732 勝率.262 1番人気205出走.367 勝率.395

2007安藤勝己 全572出走 1~3番人気430出走.752 勝率.288 1番人気199出走.348 勝率.397

2006安藤勝己 全627出走 1~3番人気354出走.565 勝率.268 1番人気136出走.217 勝率.443

2005武豊豊豊 全859出走 1~3番人気726出走.845 勝率.285 1番人気409出走.476 勝率.379

2004武豊豊豊 全917出走 1~3番人気700出走.763 勝率.283 1番人気343出走.374 勝率.382

2002武豊豊豊 全458出走 1~3番人気391出走.853 勝率.332 1番人気225出走.491 勝率.444

1995岡部幸雄 全583出走 1~3番人気394出走.676 勝率.284 1番人気186出走.319 勝率.376

1993岡部幸雄 全498出走 1~3番人気366出走.734 勝率.284 1番人気167出走.335 勝率.443

1992岡部幸雄 全572出走 1~3番人気365出走.638 勝率.296 1番人気171出走.299 勝率.409

基本的トップ騎手が好成績を残した年は1番人気馬で3割から4割以上出走しているため馬質に恵まれた部分がかなり大きい。

しかし、2006年の安藤勝己は1番人気馬での出走率が.217でありながら年間勝率が.191でかなり優秀だったといえる。

2018-11-18

イッテQ。見たことない。

パソコン使わない桜田大臣パソコン使って、ツイッターとか2ちゃんねるとかエロ動画とか。そんなものしかしないオレはクソ。

紅白全然目玉が居ない。韓国のなんちゃらは何故あんなまねしてんの。

ロードカナロア凄いな。デムーロ、平場でもあのぐらいの気迫で追ってほしいものだ。

昨日紅の豚を観た。10年遅かったかな、

2018-04-01

大阪杯G1)を見ていたら、悲しくなった

私はただのいち競馬ファンなので、競馬に関してはただのシロートです。

しかし、シロートからこそ好きなように言わせてもらいます

今日大阪杯G1)について、まずはデムーロ騎手、おめでとうございます

これまでも大舞台での素晴らしい騎乗を何度も見てきました。本当にすごい騎手だと思ってます

そして、全ての日本人騎手の皆さん。このレースを見てどう思いましたか

いや、大阪杯だけじゃありません。2017年の日本ダービーを筆頭とした外国人騎手騎乗をどう思いますか?

私は、惨敗するリスクを取ってでも勝ち負けにこだわる騎手が少ないように思えてなりません。

言い方を変えると、指示された通りにポジションを取り、スローペースであっても隊列を崩すこともなく、流れのままにゴールする騎手が多いように感じます

「私が、スワーヴリチャードやレイデオロに乗っても、スローペースなら積極的に動くよう騎乗した」

と言える騎手が何名いるのでしょうか。


もちろん競馬ですから、賞金の関係もあるでしょう。

イチかバチかの勝負をするよりは、確実に賞金とれるよう、下手なことをしない、という騎乗になり易いのも当然です。

そして日本競馬における賞金額他国比較して高く、ひとりの騎手が失敗の責任を負えるレベルではありません。



なので、日本騎手がいわゆる「置物」になり易いのは、関係者(スタッフオーナー両サイド)にも責任があると思います

そうでなくても、若手やリーディング中位以下の騎手だと、ちょっとでもミスしたり消極的競馬をすると

いや、まったくミスがなくて結果を残していても、なにかと有力騎手に乗り換える傾向があると思います

そりゃ騎手の方も委縮しやすくなりますよ。


話は変わりますが、先日のドバイ国際競争において、日本調教馬が過去最高の14頭出走しました。

そしてその14頭における騎手の内訳は、武(3)・岩田(1)と、C・デムーロ(3)・バルザローナ(1)・モレイラ(3)・ルメール(3)です。

世界屈指の名ジョッキー達に依頼できるほど、日本調教馬のレベル過去と比べて上がっているのはわかります

日本代表としてレースに臨んでるのに騎手外国人ばかり。悲しすぎます



最後になりますが、まずはデムーロルメール騎手日本に来てくれて本当にありがとう

あなたがたは、日本競馬における騎手のあり方を革命してくれていると感じています。これからも頑張ってください。

そして日本競馬関係者に再度問います

今日大阪杯を見てどう思いましたか?』


余談:こうしてみると、低賃金即戦力を求めて、万年人手不足と嘆くどこかの国の労働力事情を思い出しました。

ああ、そう言えば、日本競馬界もそのどこかの国の両方とも、若手を育てる余裕も気概も無いんでしたっけ。

2017-05-30

デムーロアルパチーノ

デムーロアルパチーノ共演してるヒートって映画めっちゃおもろそうやんけ借りたるで

「170分」

…お前ら指輪火山に捨てに行くんかよ

2017-05-28

ハッピーモーメント

こんな楽しい日記帳があるなんて

初めて知ったの

今日ダービーしました。ヤケクソの目黒記念、こんな日のデムーロは来ると思ったら来ない。またもルメール

僕ねハッピーモーメントは買ってたんだ……

幸せの瞬間は訪れませんでした。

 
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