はてなキーワード: WALKMANとは
walkman(SONY)、Xperia(Sony Ericsson)、PSP(SONY)、Reader(SONY)、…
これらの商品を総じて見れば、SONYの技術力は世界最高水準だと思う。
でも、SONYはAPPLEやKINDLEやNINTENDOに負けているようにみえる。
一行目すべての機能をiPhoneは備えてるし(個別の能力は劣るが、1つのデバイスで実現している)
ゲームのコンテンツのみで考えればNINTENDOに負けてるし(性能ではなくビジネスとして捉えれば)
要は、SONYは部分効率的で全体最適化がなされていないために競争力が弱いんだと思う。
妄想なんだけど、こんな製品があれば俺はSONY製品を買うのにな。
携帯電話機能・カメラ機能:Sony Ericssonチーム
コンテンツ:PSP、PSなどのゲームをDL可(PSP goに同じ)、Kindleとの提携
(appleと異なり、amazonは他デバイスへのコンテンツ提供に前向き、事実appleにも提供している)
これはPSPphoneじゃん!とつっこみが入るかもしれないけど、それとは違う。
最初に書いておくと、私はWindowsを使ってこの文章を書いているし、ソニーのWALKMANを毎日携帯している。
しかし、XBOXには全く魅力を感じないし、PS2は持っているが、PS3もPSPも買う気が無い。
が、2009/6/19から始まったニンテンドーゾーン(とマックでDS)は余りにひどかったので、敢えてここにその酷さを書く。
ニンテンドーゾーンの公式サイトでは、以下の様に説明されている。
http://www.nintendo.co.jp/ds/nintendozone/
『ニンテンドーゾーン』は、ニンテンドーDSのワイヤレス通信の機能を利用したサービスです。全国のマクドナルド※や、つくばエクスプレス※の駅で、ニンテンドーDSシリーズ本体をお持ちいただければ、どなたでも無料でご利用いただけます。実施しているエリアではオリジナルコンテンツや、DSソフトの体験版をダウンロードして遊んだり、ニンテンドーWi-Fiコネクションに接続して遠く離れた友だちとゲームを対戦するなど、さまざまなサービスをご利用いただけます。
DSi発売と同時に開始する、とされていながら、ようやく始まったサービスだ。
しかし、サービス内容以前の問題として、その仕様設計が余りにひどい。
なお、以下の記述は全てDSiで試した話であり、DSiについてのみ記載する。
ニンテンドーゾーンはDSでも提供されているサービスだが、DSでは動作が異なる部分もあり、私は試していないので言及しない。
ニンテンドーゾーンを利用する為には、専用のソフトウェア「ニンテンドーゾン」が必要になる。
(以下、サービスエリアとしてのニンテンドーゾーンを「ゾーン」、ソフトウェアとしてのニンテンドーゾーンを「ソフト」と書き分ける)
このソフトについて、公式サイトでは以下の様に記載されている。
http://www.nintendo.co.jp/ds/nintendozone/howto_dsi.html
1.本体の電源をONにして、「ニンテンドーゾーン」をタッチ。
※「ニンテンドーゾーン」のアイコンは初めてニンテンドーDSiを「ニンテンドーゾーン」のサービスが行われている場所使用したときから表示されるようになります。一度表示されたアイコンは消えません。
※「ニンテンドーゾーン」のサービスが行われている場所ではアイコンが点滅してお知らせします。
まず重要なのはここだ。
※「ニンテンドーゾーン」のアイコンは初めてニンテンドーDSiを「ニンテンドーゾーン」のサービスが行われている場所使用したときから表示されるようになります。
つまり、このソフトはゾーンに入った時点で、個人のDSiに勝手にインストールされる。
正確には、DSiの電源が入った状態でDSiメニュー(DSiの基本画面)を表示すると、自動的にインストールされる。
私のDSiにソフトがインストールされた際は、5秒程度でインストールが終了した。
DSiメニューを表示したままDSiを持ち歩いている人は少ないと思われるが、例えば、つくばエクスプレスの駅でゲームのメディアを入れ替えている時にDSiメニューを表示したままにしていたりすると、その時点でインストールされる。
気付かないうちにインストールされていた、と言う人も出てくるだろう。
これは任天堂にとって、DSiと言うハードウェアを運営していく上で致命的な失敗だと、私は思う。
何故ならば、任天堂は「DSiと言うハードは、勝手にソフトがインストールされる事があります。知らない間にDSiウェアがインストールされていたとしても何ら問題ありません」と言う事にしてしまったのだ。
本体の更新について
「ニンテンドーゾーン」の利用に本体の更新が必要な場合は左の画面が表示されます。画面の指示に従って本体の更新を行ってください。
つまり「DSiと言うハードは、勝手にソフトがインストールされる事があります。知らない間にDSiウェアがインストールされていたとしても何ら問題ありません。突然、本体を更新しろと言うメッセージが表示されても正しい動作なので更新して下さい。」と言うことだ。
当然、自動インストール可能なソフトは特別な認証が用いられ、悪意の第3者が同じ事をしようとしても出来ない様に保護されているのだろうが、そんな事は問題ではない。
ソフトウェアをインストールする際にはユーザの認証を得る、と言う従来のハードウェアで当然とされてきたステップをニンテンドーDSiは破棄してしまった。
「ソフトウェアをインストールする際にユーザの認証は要らない」と言う認識が一般化されてしまったら、どうなるか。
私は街を歩いているだけで勝手に携帯にソフトウェアがインストールされまくる様な世界はお断りだ。
DSiにソフトがインストールされるとDSiメニューにソフトのアイコンが表示される。
このアイコンはゾーンに入ると点滅して、ユーザにゾーンに入った事を通知する。
それ自体は親切な事かも知れない。が、この時、DSiからゾーンのサーバに対してはどの様な情報が通知されているのか?
個体識別情報は送られていないのだろうか?
ゾーンのサービスを利用するユーザが、そのゾーンで個体識別されるのは仕方が無い。
しかし、そのゾーンの利用などする気が無いユーザでも、勝手に個体識別されるとしたら問題だ。
しかも、前述した通り、このソフトは勝手にインストールされるのだ。
こんな事を望んでいるユーザがいるだろうか?
ちなみに、「本体設定」の「無線通信」設定時の説明は「無線通信を使う場合はON、使わない場合はOFFをタッチしてください」だけだ。
本体の設定画面を設計した人間も、まさかこんな使い方をするソフトが(他ならぬ任天堂自身から)出てくるとは考えなかったのだろう。
まず「マックでDS」はニンテンドーゾンを用いてマクドナルドが提供するwebサービスであり、アクセス時にも「ここから先はマクドナルドの責任で管理・運営されている」旨が表示される。
また、「マックでDS」の公式サイトは http://www.mcdonalds.co.jp/ds/ だが、以下に記載する事項に関して、公式サイトには一切説明がない(2009/06/22 21:50時点で)
マックでDSにアクセスすると最初に「なまえ」と「せいねんがっぴ」「せいべつ」を入力する様に求められる。
DSiのメインユーザである低年齢を配慮しているのか、全てひらがなで記載されており、「本名を書かない様に」と言う注意書きがある。
しかし、一方で「ここで入力した情報はマクドナルドのホームページで公開される事がある」との記述もある。
実際、「マックでDS」の公式サイトのコンテンツである「乱戦! ポケモンスクランブル コレクションラリー」には「スーパーコレクター全国ランキング」と言うコーナーがあり、そこでは地域ごとにランキング上位の「なまえ」が表示されている。
表示されている名前はぱっと見て明らかに本名ではないものが大多数で、一部に本名と思われるものもあるが、まず実害のない範疇だろう。
問題なのは、これらの情報の入力時に、その管理方法に関して何の説明もなされていない事だ(2009/06/20時点)。
プライバシーポリーシーの表示もない。第3者への開示に関する記載もない。
「マックでDS」のサービスを利用する為には、これらの情報の入力が必須となっており、ブランクのままで先に進もうとすると、入力を促す画面が表示され先に進めない。
先に進めないどころか、キャンセルして元の画面に戻る事すら出来ず、情報を入力したくなければDSiの電源を切るしかない。
「なまえ」や「せいねんがっぴ」「せいべつ」などの個人情報を収集し、かつ、その利用目的、利用範囲も示さないと言う運用は、個人的には酷いものだと思う。
しかし、恐らく個人情報保護法上は問題にならない。
名前(本名)を取得していない為、個人情報として扱われないからだ。
実態としてはDSiのハード情報で個体識別しており、個体情報と紐付けられた「せいねんがっぴ」や「せいべつ」は、本名と紐付けられた個人情報と等価であろう。
個人情報保護法が如何にザル法かと言う事だが、現状、個人情報保護法以外にこの手の情報管理に関する法律はないので、法律上は問題ない事にケチをつけている事は重々承知している。
今後、マクドナルド以外にニンテンドーゾーンでサービスを提供する会社が増えた際、それらの会社はマクドナルドと同様に個々のサイト上で様々な情報を入手するだろう。
更に、個々の会社が集めた情報を統合して相互利用する事も可能だ(なにしろ運用範囲を規定せずに入手しているのだからやりたい放題だ)。
DSiの個体に対して広告を配信する事も可能だ(あくまでDSi個体であって、個人かどうかは関知しないというお題目の上で)。
ニンテンドーゾーンと言うサービスはこれでよかったのだろうか?
確かに「マックでDS」は任天堂ではなく、マクドナルドが管理運営するサービスだ。
しかし、ニンテンドーゾーンのサービス開始同時に提供されるサービスについて、任天堂の監修が入っていない等と言う事は有り得ない。
実際、「マックでDS」において任天堂のコンテンツである「乱戦! ポケモンスクランブル」のアイテムが配布されている。
両社はニンテンドーゾーンの開始に当たって相当に深い協力関係にあっただろう。
その結果が、これだ。
私は任天堂はこの手のサービスに関して極めて慎重な会社だと思っていた。
保守的に過ぎると思う部分もあったが、そこもまた好ましいと思っていた。
それだけに、ニンテンドーゾーンのこの体たらくにはがっかりだ。本当に残念だ。
ニンテンドーゾーン周りのものに関しては、余りにユーザに対して不透明で、不躾で、プライバシーに土足で踏み込む様なものが多過ぎる。
ソフトのインストール方法もそうだし、マックでDSのプライバシーポリシーもそうだ。
何故、こんな事になってしまったのか。
ニンテンドーゾーンのソフトには「手書きメモ」や「写真メモ」「画面メモ」などの機能があるが、これらについて、どこを見ても何の説明もされていない。
今までの任天堂のサービスであれば、これらを使ったからといって何か不都合が有り得ると言う不安を感じたりはしなかったが、ニンテンドーゾーンに関しては駄目だ。
メモ内容が勝手にサーバーに送られたりはしないだろうが、はっきり言って全く信用できない。
本当に任天堂には裏切られた、としか思えない。
残念としか言い様が無い。