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2007-11-17

技術的優劣と市場支配 - デファクトスタンダード

収穫逓増の法則

プラットフォーム・ビジネス

この世の中、「持てる者がますます富む」という法則が支配する分野があります。

 ベータを駆逐したVHS、キーボードのキー配列であるQWERTY、そしてパソコンOS界を圧倒するWindows

すべてデファクト・スタンダード確立した者が、その技術的優劣に関わりなく、市場を支配しています。

 これを、経済学者ブライアン・アーサーは"収穫逓増の法則”とよんでいます。(M.ミッチェル・ワールドロップ『複雑系新潮社


技術的に優れていることと、それが売れるというものは違う

kagakushi.html

デファクトスタンダードの洗礼

 その後、マイクロプロセッサ市場で、アメリカに先を越された日本企業の中で、はじめて日本産のマイクロプロセッサーを開発したのはNECであった。

 インテル製のチップ「8080」をリバーシング技術で改良したNECは「μPD-753」を設計する。

これは「8080」よりも高性能なのだが、この時の改良がもとで互換性を失い、コンピュータ業界では売れなくなってしまった。

デファクト・スタンダード重要性を痛いほど認識させられることになった。

NECの当時のチップ販売担当渡辺和也氏は次のように言う。

「ですから、互換性を出すためには、改悪しなきゃいけなかったんですよ。

ですから、私は技術者に「いやあ、せっかく改良したのを、まことに申し訳ないけど、

これじゃ買ってもらえないから、改悪してくれ」って頭を下げた」

(中略)

「そう。技術的に優れていることと、それが売れるというものは違うとね」

(相田洋 「新・電子立国NHK出版 1996  p195)


初期マイクロソフトの成功要因 - 雑種路線でいこう

成功の拒否

【エジソン初期の発明を追う】

エジソン発明を拒んだ議会の思惑

理由は、「牛歩戦術が出来なくなるから」というものでした。

牛歩戦術は、決議投票の際に時間を掛けることで、棄権票を誘発したり決議投票を途中で打ち切らせたりするといった野党の抵抗戦術です。

時間を掛けずにスムーズに議事が進むエジソン電気投票集計機は、野党にとっては邪魔者だったというわけです。

そのため、電気投票集計機は一度も実用されることなく終わってしまったのでした。


ネットワーク効果

ネットワーク外部性 - Wikipedia

2007-10-29

もともと厨

もともと「ロングテール」というのは、複雑系を扱う科学分野の用語。

コンテキストを理解できないもともと厨わろす

http://anond.hatelabo.jp/20071029121503

その説明が間違ってる。もともと「ロングテール」というのは、複雑系を扱う科学分野の用語。まあ、そっちでは「ファット・テール」という表記の方が一般的だが。

こちらの意味を取るならば、分布がべき乗則 Power Law に従うパラメータ地震の規模とか所得分布とか)は、なんでも「ロング・テール」。現状の使われ方を見るに、「広義のロング・テール」とでも呼んだ方が誤解を招かなさそうだけどな。

だから、元増田の方が正しい。より広い意味の原義がある事すら気付かず、Amazonの人が言っているのが全てだと勘違いしている新参が多いだけ。

ちなみに20:80の法則は、こうしたパラメータの1側面だけを取り出した呼び名。この分布に従っていなくとも2:8の法則は成り立つ。というか、正規分布でも成り立ち得るっつか大抵の場合成り立つ。

追記:ああ、狭義の「ロング・テール」を言い出したのはAmazonの人じゃないんだね。誰か知らんが、ネットマーケティングの偉い人、とでも読み替えておいてくれ。

2007-10-14

二酸化炭素地球温暖化に関する事実と、僕らのスタンス (ツッコミ

http://anond.hatelabo.jp/20071009201945

ちょっと修正ツッコミ多謝。ソースちょっぴり追加しました。

これって問題が色々と絡み合ってなかなかわかり辛いですよね。

でも「地球温暖化の原因は二酸化炭素である」と言うならば、その説明責任もあると思いますよ。

対して、「二酸化炭素が原因ではないかもしれない」という立場の人には説明責任はないです。

もちろん「二酸化炭素が原因ではない」という人には説明責任がありますが。

で、この問題はまだ科学で決着がついていませんが、政治的には2つのスタンスがあり得ます:

  • A. 二酸化炭素濃度増加が原因かもしれないので、これを抑える取り組みをする。
  • B. 科学的に証明されていないので、国民血税を使ってまで対策を立てる必要はない。

しかし、一つ確実なことは、誤った理解では誤った方向にしか進まないということです。

政治的・経済的な利害関係を抜きにして、現在知られている事実と、予想を分かり易く区別していきませんか。

知られている事実と予想を挙げていってもらえると嬉しいです。

二酸化炭素濃度と地球の平均気温の因果関係に関する事実と予想

注意してほしいのは、これだけでは「地球温暖化」の原因が二酸化炭素であると結論できないという事。また

という事実もある。ここから予想:

これはほぼ明らかだろうか?→劇的に、は大げさ?『増加の要因のひとつではある。』

  • 予想2:ここ数十年の平均気温上昇の主たる原因は、大気中の二酸化炭素濃度増加である。

これが証明/反証しなければならないことなんですが。

温暖化と海面上昇/海水温上昇の因果関係

  • 予想3:二酸化炭素濃度が上昇すると、地球の平均気温が上昇するため、海面が上昇する。

私のスタンス

気象は複雑系であるために、わずかな変化が甚大な被害をもたらしかねない。触らぬ神にたたりなし、これ以上の異常な二酸化炭素濃度増加は抑えるべきだ。

ただし、日本が排出している二酸化炭素の量は世界全体のそれと比べてスズメの涙であるため、国内でのそのような取り組みよりも、国際的に二酸化炭素濃度の増加をやめさせる活動を行うのが理にかなっている。

もちろん、「我が国が範を示す」ことにやぶさかではないけれど、まあとにかく我々が国内で頑張ってもスズメの涙程度であることは認識しておくべき

私が有用だと思った増田意見

http://anond.hatelabo.jp/20071015005635 大気汚染をはじめとした二酸化炭素以外の要因を重要視している。気象変動に関するお話も面白い

ていうか、更新時に増田リンクを追加したらまたトラックバック飛ぶんですね…下のリンクがひどい事にorz

2007-10-10

内田樹先生環境

地球温暖化で何か問題かも?

私は気象学者じゃない。環境問題も分からないことだらけ。

でも、内田先生の記事を読んで、どうなのかなー、って思ったことをひとつふたつ、あるいはもっと。

地球温暖化の原因は二酸化炭素の排出」と学生さんたちはすらすら言うけれど、温暖化二酸化炭素のあいだの因果関係はまだ科学的には証明されていない。

複雑系なら因果関係は分かりにくいですよね。

スノーボールアースだって、過去にこういうことがあったと推測はできても、同じ条件で同じことが起きると科学的に証明はできないですよね。

地球温暖化の原因は二酸化炭素の排出が原因のひとつとする仮説が有力視されているってことじゃないですか?

因果関係が100%の相関性をもって証明されないからといって、有力視されている仮説を無視するってのもどうなのかしら。

それに二酸化炭素温室効果があることははっきりしているわけだから、温暖化の原因がなんであれ、二酸化炭素排出を抑えることは、温暖化対策として有力なのでしょう?

平成不況の原因は、公定歩合の高金利が原因じゃないので、低金利政策は不況対策にならない、っていうのと同じくらい、ナンセンスだと思うわ、内田先生のご意見は。

この記事だけを読めば、内田先生ってものすごいトンデモに見えるわ。

学者先生ってゴーイングマイウェイなのね。

池田清彦さんによると、二酸化炭素の排出が急激に増加したのは、1940年から70年までであるが、この時期に気温は低下している。

温暖化の原因がさまざまなら寒冷化の原因だってさまざまよね。

二酸化炭素が排出されて温室効果が強まったとしても、他の原因で寒冷化が進めば、全体としては寒冷になることもあるのよね、それこそ太陽活動の影響なんかで。

二酸化炭素が排出されて、年々、その割合が高まってゆけば、ある時期までは一年あたりの排出量が大きくても、全体の割合としては許容範囲、でも許容範囲を越えれば、排出量がわずかでも許容範囲を越えているのよね、全体の割合では。

一年ごとの排出量じゃなくて、全体の蓄積が重要なんでしょ?

私も環境問題はよく分からないからとんちんかんなことを言っているかもかも。

2007-10-09

ちょwww文系ってどんだけwww

またこの人かよwwwwwwwww

地球温暖化で何か問題でも?

http://blog.tatsuru.com/2007/10/09_0951.php


地球温暖化問題点小学生でも知ってる通り、

地球表面付近の大気の温度が上昇し、

海面が上昇したり、想像を超えた気候変動が発生すること。

海面が上昇すると、東京の面積が半分以上減る可能性があります。

気候が変動すると、日本砂漠になる可能性があります。

従って、温暖化人間にとっては未知の天災を引き起こす要因であり、

科学技術の観点からは

制御することが相当難しい自然現象引き起こしうるポテンシャルを与えることになります。

さて、この人は上記の地球温暖化問題点くらいは把握してると思うのですが、

タイトルとは関係無く、次のことを問題として挙げています。

地球温暖化の原因は二酸化炭素の排出」と学生さんたちはすらすら言うけれど、温暖化二酸化炭素のあいだの因果関係はまだ科学的には証明されていない。

文系の文章力はこの程度なんでしょうか?

理系にしてみれば、科学的な証明ってなんですか?と、笑止千万な指摘です。

じゃあ、反証してみろよってことですね。

だから、私は温暖化には類的な立場からはそれほど怯えることもないのではないかと思っている。

「だから」???????????????????????

なんか理由が説明されてたんですか?????????????

文系の文章力はすごいですね。

だから、あまり政府の人々のしかめっ面を真に受けない方がいいと思う。

温暖化対策もそれほどヒステリックになる必要はないと思う。

この意見こそ、科学的裏付けを持って、言って欲しい。

この人って大学教授なんだよね???

文系って教授でもこのレベルなんですか?

最後にとても痛い事実がわかります。

温暖化対策が成功しすぎて寒冷化した場合の対策」について考えている政治家はたぶん世界に一人もいないからである。

この人は、「温暖化対策が成功しすぎて寒冷化する」ということがリアルに起きると考えているみたいです。

これは釣りだと信じたいです。

大学教授なんですよね????

おまけ

気象というのはきわめて複雑な現象である。

はいそうです。

バタフライ効果」という言葉で知られているように、北京で蝶がはばたきをしたことによる大気圧の変化が、カリフォルニア暴風をもたらすことがある。

ちょwwwwwwこれ、冗談なんだけどwww

この人、本気にしちゃったの???

複雑系ではわずかな入力差に対して巨大な出力差が生じる。

この場合に「北京の蝶のはばたき」を暴風の「原因」と名づけることには無理があるだろう。

排ガスと温暖化関係もそれに似ている

ちょwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

どこをどうすれば似てるなんて言えるんだよwww

もう、この人、ネタ師だよ、絶対。

理系コースの高校生ならこんなこと言わないwww

この人は微分とか積分もろくにできないんじゃないかと(汗

大学教授なんだよね(汗

やばいねwwww

これが環境原理主義者の逆襲か!?

http://anond.hatelabo.jp/20071009163830

元記事の内容 = メディアの言うことをそのまままともに受取る勿れ

増田が言いたいこと = 元記事を書いた教員はアホでテイノー

元記事に対する批判点 = 証明済みではないのに 気象が・・・「複雑系」だと思っている こと

昔から学生は教師の質の悪さを見抜く能力が必要だった

地球温暖化で何か問題でも?

http://blog.tatsuru.com/2007/10/09_0951.php

こういう記事を書く人物が、事もあろうに将来の日本を支える若い学生を指導しているという現実は恐ろしいものである。

とは言っても、自分が若いころにもこういう大学先生はいた。

冷ややかな目で、「こういう人物にはならないでおこう」と思ったものだ。

バタフライ効果」の話のもとになっている非線形微分方程式そのものを自分は見たことはないが(こんな感じか?)、この先生は気象が本当に非線形微分方程式のようなもので記述されるいわゆる「複雑系」だと思っているんだろうか。「気象は複雑系である」ということに関しての"証明"はもうお済みなのか?

無数の蝶が羽ばたいている現実世界天気予報が実用化されていることをどう説明されるつもりか。

複雑系」という古い流行語思考停止しているのはこの先生のほうに見えてしょうがない。

それよりも、現実的には温暖化の原因として最も疑わしいと考えれられる二酸化炭素排出量に問題の力点を設定している学生のほうがよほど有益な存在だろう。

まあ、もしもだが、こういう記事をブログに書く事で、日頃学生にまともに相手をしてもらえないうっぷんを晴らすことができているという状況であったとすれば、(←あくまでも仮定ね、脊髄反射しないでね)こういう記事にもそれなりの価値はあるんだろうが。

2007-09-25

http://anond.hatelabo.jp/20070924190036

いろんな反応あるの分かってて、説明するの面倒だから増田に投下したが、

ほっておくのが気持ち悪いから、ちょっとは回答しておく。

まず、これは、授業後の雑談で出てきた話だから、

一応顔学の知識に基づいてたりするけど、

先生にとってはこれが「顔学」だ!って言われたら嫌だと思う。

マスコミ的に雑誌的に、分かりやすくてインパクトがあるから投下したの。

16時間の授業を纏めて投下するほど暇じゃないし、そんなことしても殆ど読まれない、でしょ?

気の持ち方が大事、ってことか。そうはいってもなかなかねえ。

そうですねぇ。僕もまあ、頭の隅においておくといいかも程度に考えてます、この13カ条自体は。

「気の持ち方が大事」ってのは、そんなかんじ。

写真ボックスで撮るのと、本当にプロのカメラマンに撮られるのと、後者のほうがいい写真になるけど、これはコミュニケーションの中でそういう顔を引き出すってことですね。

顔のつくりは変わってなくても、そういう変化は起こるので、顔はかなり内面とインタラクティブ存在するものなんですね。

どう考えてもいくつかムリな項目がある。

というわけで、目と目の間を離そうってのは、そういう意識をすればという意味だと思うよ。

ちなみに物理的に離れている場合、

離れすぎてると間が抜けて見え、狭くなるにつれて、

間抜け→おだやか→理知的→神経質

と印象が変わるということを単純図形で構成した顔で説明されました。

これも雑談の中でだけど、まぁなるほどですね。

ちなみに、人相学自体は対象として顔学でも扱うけど、顔学≠人相学だし顔学⊃人相学ですらないとのこと。

これを提唱している人は、禿でロンパリコンプレックスにもっているのではないかとプロファイリングするがいかがだろうか。

コンプレックスに持ってるかは知らないけど、お年なので生え際は後退してらっしゃいます。ロンパリは気づかなかったけど。さあ。

もともと、シワの件を言ったら女性から「じゃあこの項目には”ハゲ”も入れないと公平じゃないですわ」と言われたとのこと。

原則だけじゃなくて、ある程度の原理まで書いてくれないと、非常にキナ臭く思える

だから、メンドイ(笑)!!ゴメン!!

笑うと表情筋が鍛えあがるからしわになっても型崩れしないとかさ

そうそう、自分で考えるか顔学の本でもさらっと立ち読みして考えてください、学問として気になる人は。

シワの件は前述の通りだけど、それもあるんかもね。

複雑系と捉えた上でマクロ側からのアプローチが中心の話だったので、生理学的知識については具体的な話はそんなに出てきてなかったっす。

(そして本当の話の中心は工学や科学学問の在り方創り方についてでした。)

やることが溜まってきてますので、これにて失礼。

2007-02-23

Re:

まず自分の温暖化等に関する見方は

http://anond.hatelabo.jp/20070223205708

と同じようなものだと思ってる。

自然自体は、温暖化しようが寒冷化しようが、育つ植物動物はいるわけで、多少種が滅びようが特に問題ない、というか、そっちの方が新しい種が出来る機会が出来てよいかもしれないし。

それは人間自体にも言えることで、どうせだったら本当に温暖化とかがやばくなる(かもしれない)ぐらいまで文明やり続けたらいいと思う。ただし、人間の新種を作って自身の種をそこに変遷させる、とかね。そこで想定しているのはほとんど生物死滅した世界だけど。あと人口は1億いかないで万単位だろうけど。ってSFか。

どちらにせよ今現在ある近代文明は環境による崩壊点だとかはかなりあったりそんなに高くないんだと思われ~なんだから早いとこ社会システム変えたりしねーのかー。と愚痴るしかない。その結果はかなり想像外のところにあるとは思うのだけれども。

空気中への蒸発量が増える(水資源として使用できる量が減る)。

・積雪量が減って雪融け水が地下水化する分の水が増えるけど、それはすぐ川に流出してしまう(雪として蓄積される量が減る)。

1番目は、温暖化地球全体の水(川・湖・海等)の蒸発量が増えて地表上で使える塩水ではない水資源が減る(降雨量としては増えるところもあるにはある)。2番目はさっぱりです。山脈自体の貯水量が減るってことだろうか。もしくはこう言えばいいのだろうか、えーと河川の水量の調整システムが備わっている山脈等の自然環境の調節能力が温暖化によって損なわれる可能性がある、かな…それのことなのかはわからないけど。というかそんなことが温暖化であるのかわからないし河川の水量の増減が一定じゃなくなってもそれはまさしくダムだとかの人口での制限システムへのコストの問題ですよねって話で。

やっぱ、複雑系はわかりませんね。難し過ぎです、複線系は。

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