■二酸化炭素と地球温暖化に関する事実と、僕らのスタンス (ツッコミ求

http://anond.hatelabo.jp/20071009201945

ちょっと修正ツッコミ多謝。ソースちょっぴり追加しました。

これって問題が色々と絡み合ってなかなかわかり辛いですよね。

でも「地球温暖化の原因は二酸化炭素である」と言うならば、その説明責任もあると思いますよ。

対して、「二酸化炭素が原因ではないかもしれない」という立場の人には説明責任はないです。

もちろん「二酸化炭素が原因ではない」という人には説明責任がありますが。

で、この問題はまだ科学で決着がついていませんが、政治的には2つのスタンスがあり得ます：

• A. 二酸化炭素濃度増加が原因かもしれないので、これを抑える取り組みをする。
• B. 科学的に証明されていないので、国民の血税を使ってまで対策を立てる必要はない。

しかし、一つ確実なことは、誤った理解では誤った方向にしか進まないということです。

政治的・経済的な利害関係を抜きにして、現在知られている事実と、予想を分かり易く区別していきませんか。

知られている事実と予想を挙げていってもらえると嬉しいです。

二酸化炭素濃度と地球の平均気温の因果関係に関する事実と予想

• 事実1：大気中の二酸化炭素濃度はここ数十年で劇的に増加している。
  • 劇的という表現に問題あり、微増に過ぎないとの見方もある。
• 事実2：地球の平均気温は、ここ数十年で0.5度上昇した。
  • 観測方法そのものに疑問も？(ソースはない)
  • 「日本やアメリカの地表付近の有人地区の気温の変化にすぎない。」
• 事実3：二酸化炭素は、水蒸気より格段に効果は劣るものの、温室効果ガスである。
  • 煤などのエアロゾルのほうがよっぽど問題？ (後述)
• 事実4：ここ数十年の地球の平均気温は、二酸化炭素濃度と相関が認められるしている。
• 事実5：20世紀の人類の活動は、地下にあった燃料資源を燃やして二酸化炭素を劇的に放出した。
  • 煤煙など、他のものがまき散らされている事実のほうが重要？

注意してほしいのは、これだけでは「地球温暖化」の原因が二酸化炭素であると結論できないという事。また

• 事実4'：地球の平均気温の上下は、二酸化炭素濃度の増減より先行している。

という事実もある。ここから予想：

• 予想1：人類の活動が原因で、20世紀に大気中の二酸化炭素濃度が劇的に増加した。

これはほぼ明らかだろうか？→劇的に、は大げさ？『増加の要因のひとつではある。』

• 予想2：ここ数十年の平均気温上昇の主たる原因は、大気中の二酸化炭素濃度増加である。

これが証明/反証しなければならないことなんですが。

温暖化と海面上昇/海水温上昇の因果関係

• 事実6：ツバルは海面上昇と海水温上昇により被害を受けている。
• 事実7：しかし、現状ではモルディブの海面は下降している。
  • Wikipediaから孫引きですが一応ちゃんとした文献を引用しているもよう
• 事実8：地球の平均気温が上昇すると、陸上の氷河が融け、海面が上昇する。
  • 気温と氷河の融解には相関性は認め難いらしい。むしろ煤が原因になりうるとか。勉強になった。
  • 論文リンク(Nature)：http://dx.doi.org/10.1038/nature06019 (日本語要約：褐色雲による太陽光吸収が拡大するアジアの温暖化傾向)
  • 事実8'：氷河が融けると、海面が上昇する。(当たり前か…)

• 予想3：二酸化炭素濃度が上昇すると、地球の平均気温が上昇するため、海面が上昇する。

私のスタンス

気象は複雑系であるために、わずかな変化が甚大な被害をもたらしかねない。触らぬ神にたたりなし、これ以上の異常な二酸化炭素濃度増加は抑えるべきだ。

ただし、日本が排出している二酸化炭素の量は世界全体のそれと比べてスズメの涙であるため、国内でのそのような取り組みよりも、国際的に二酸化炭素濃度の増加をやめさせる活動を行うのが理にかなっている。

もちろん、「我が国が範を示す」ことにやぶさかではないけれど、まあとにかく我々が国内で頑張ってもスズメの涙程度であることは認識しておくべき

私が有用だと思った増田の意見

http://anond.hatelabo.jp/20071015005635 大気汚染をはじめとした二酸化炭素以外の要因を重要視している。気象変動に関するお話も面白い

ていうか、更新時に増田リンクを追加したらまたトラックバック飛ぶんですね…下のリンクがひどい事にorz

Permalink | 記事への反応(4) | 20:23

ツイートシェア