はてなキーワード: グレート・ニタとは
のでここに書き留めておきます。
それに気づいたのは、突然、馳さんから「お前、明日デビュー戦な」と告げられたからである。
「あ、おいっすー分かりました」と軽く返答した。小さい頃から知っている馳のオジサンに。
先生にさんざんイヤーなお叱りを受けて、その後帰宅するんだが、
いつもと違う道を歩いて帰ろうと思い立った。Ingressをするためである。
あー全然ないわー、と思いながら道すがら、やっとポータルを見つけた。
あーこれ、東京ドームか。俺、明日ここでデビュー戦だったなあ。
え? 東京ドーム?
ここで事の重大さに気がついた。
ドロップキックもできない。
いくら馳のオジサンでも、こんなしょっぱい相手をどう料理もできないだろう。
後悔先に立たず。備えあれば憂いなし。
どうして俺は、こういうチャンスをモノにできない人生なのか。
いつプロレスデビューの話があってもおかしくないように鍛えておくべきではなかったのか。
プロレスが家業だからと、いつでも鍛えられると、甘えてはいなかっただろうか。
そんな忸怩たる思いで、俺はこのだらしない腹で、情けない体力で、
顔にペイントして、奇声を上げて、毒霧でも吹くか。グレート・ニタの要領で。
さすがに馳のオジサンも怒るかもしれんが、仕方ない。
やればできる、悲惨な結果になろうとも。何かやらなければならない。
なんとかしなければ。。。
というところで目が覚めました。寝汗びっしょりでした。