はてなキーワード: アツミサオリとは
レアケースだが、「異性の親友関係」というのも、それはあるかもしれない。だが、それが恋愛に発展しないという保証もまた、どこにもない。その上で、考えてみてほしい。
私には、恋愛関係ではないが、あなたと同じくらい大事にしたい異性の親友がいる。その人が、最近失恋したらしいからその相談に乗ってあげたい。
…と言われたときに、君はそれをどう受け止めるだろう? 「なるほどね。そういうこともあるよね。」と思うか、それとも微妙な感じになるか。
そして、君のパートナーは、君がそれをどう受け止めたと思うだろうか。心の底から納得してもらえたと信じることができるだろうか。それとも、パートナーとしてのやさしさで、表面上理解しているフリをしてくれているだけ、と思うだろうか。
その「親友」は、「しばらくの間」電話をかけてくる。君がパートナーと二人で暮らしている家に。二人の時間を過ごしているときに。そんなとき、君は「ああ、私のパートナーは異性であっても友情をはぐくめるよい人を見つけたレアケースな人なのだなあ」と素直に思えるだろうか。そして、「距離をおいてほしい」と伝えたら、今度は隠れてメールして、こっそり会っているらしい。
最初の電話を「苦笑と忠告」で済ませてくれた元増田のパートナーは、相当に寛大で心の広い人だと思うが(それでも、こっそり会ってると知ったらブチ切れると思うが)、正直これを「恋愛関係じゃないからセーフ」とスルーするのは自分には難しい。人間ってそんなにきちんとした生き物じゃないし、恋愛と友情とを区分けするなんて器用なこと、そうそうできないと思っているので。
さみしくなるたびにまちがえる
もっと 強く なれたなら
誰も 傷つかずに すんだのに
(アツミサオリ「宝箱」)