普通、自分に都合が悪いことが起きた時、原因は何であったのかを考える。
幼い頃は考える力も知識もないため、大人に意見を求めることになるが、だんだん、その大人の言うことが必ずしも正しいわけではない、ということに気づき、大人になってからは自分で考えるようになるのが普通になる(=人それぞれ考え方が違うということも理解する)。
しかし、インターネットが普及したことで、自分で考えるより、「自分と同じ都合の悪いことが起きた人をインターネットで探す」ということが常態化してしまった。
要するに、仲間を見つけやすくなった。
例えば、ワクチン。ワクチンは毒だと思っている人は、インターネットで調べて、「ワクチンは毒ではない」という記事を見つけても「こいつは嘘をついているから見ない」のだ。
そして、インターネットの海で「ワクチンは毒である理由」を説明している記事を見つけ、私は正しかったんだと安堵する。こうして、間違いは永遠と正されない。
つまるところ、彼らは「真実」を求めてYouTubeやTikTokで検索しているのではなく、「正当性」を求めてるだけなのだ。
みんなが1+1=2と答えていることに疑問を持つ人は、なぜ1+1=2になるのかを知りたいのではない。「1+1=2って言ってるやつらは頭がおかしい」という理由をインターネットで探しているだけなのだ。
長々と書いたが、心が幼い人間がインターネットを使うとこうなる、ということだ。普通の大人なら、1+1=2になる理由を調べる。しかし、彼らはそもそも1+1=2になる理由は調べず、1+1=2にならない理由しか調べない。これがエコーチェンバーを生み出し、どんどん、陰謀論にハマっていくのである。
ネットがなければ清く正しく生きていけますか?
そうですよね、そんなわけないですよね
ネットがなければ馬鹿と馬鹿がつながって大馬鹿軍団になることはなかった せいぜい近所の変わり者のおっさん・おばさんで済んだ
これだよな。 寂しい奴は寂しいなりに死んでたはずが無意味な繋がりを持ってしまった。 しかも寂しい人間だから正常な人間関係が築けない。 結果的に大馬鹿軍団に繋がって、大馬鹿...
そこまで言わなくてもいいんじゃないのお…
みんなが昔から繰り返し言ってることに今ごろ自分の頭で考えてたどりつけるなんてえらい!