初期はほとんど知られていない古本を拾い上げて面白おかしく紹介するのが本当にうまかった。
古本以外にも新しい切り口を次々と出して、それをなにも知らない人にもわかる形で笑える文章でまとめ上げるのは名人芸だったよ。
あまり知られていないけど、ストーリーテリングもうまくて、弟や元妻と組んだ漫画もどれも面白かったんだけどな。
長い文章を書く体力がなくなったんなら、聞き書きにすればよかったし、マンガ原作はほかの漫画家と組んでつづければよかった。
それをやるコネも、許される実績もあっただろうに。
なぜかすべての蓄積を捨てるかのように演劇に走ったのはなんだったんだろうな。
若い頃からやってるならともかく、50過ぎて初めてモノになるわけなかろうに。
しかも、それと引き換えに金になる仕事をほとんどやらなくなっちゃった。
素人に毛が生えた程度の演劇のクラファンやっても支援なんて集まらんけど、唐沢がコネを活用してマンガ原作やるのはぜんぜんできたでしょ。
ないよ そもそも売れてなかったじゃん