あれを殊更に戦争映画として捉えすぎてる気がする
あの作品の上手いところは、戦争に全ての責任を負わせてないところだと思う
戦時下でちゃんと生きてる人もいるし、死ぬ直前には戦争が終わってるんだ
この兄妹はひょっとしたら戦時下でなくても死んだ可能性があるんだよね
原作者は妹を死なせてしまったことを後悔している訳だけど
その後悔は、全てを戦争のせいにして仕舞えば表現できないんだ
だからこそ主人公の責任部分もわかりやすく描いた
戦争は原因の一つだが、あくまで環境の一つでしかない側面もあり
むしろ主人公の不器用な生き方と不運を追体験することで苦い印象を与える文学作品になってるんだと思う
みたいな複雑で絶妙で嫌らしいバランスしてるんだけど、「戦争の是非」の感想になるのは本当に勿体無い
Permalink | 記事への反応(2) | 02:33
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原作を読んでなさそう
どうやったらそんな「自分の見方こそが正しい見方! 海外の見方には違和感ある!」みたいな自信過剰な文章を自信満々に書けるの?
野坂昭如はそこまで考えてないと思うよ
よくいるタイプの極左文化人おじさんだったからね 死人の悪口はあまり言いたくないけど