なんか「ノンフィクション」=「現実」みたいな人たまにおってビビるんよな。
フィクションが空想だと分かってない小学生レベルの奴よりはマシだけど、「ノンフィクション」と「現実」の区別がつかないなら中学生レベルだろうがよ。
「ノンフィクション」ってのはせいぜい「意図的に嘘は言ってない(ただし個人的な解釈や認知により結果として真実と異なった内容になることはあるものとする)」程度でしかないわけで、その中には無自覚に嘘八百が書かれたものや、いざとなったら勘違いしてたことにする前提で大嘘を意図的に並べているものさえあるわけよ。
たとえば、宗教の信者にとってはそれぞれの神が存在して奇跡が起きたことは「ノンフィクション」だけど、別の教団が書いた教典は「フィクション」でしかないわけだな。
「ノンフィクション」ってのはなまじ「事実」を名乗る分、フィクションよりも質が悪い面があるよ。
それを手放しに「本当のことが書かれているからフィクションよりもためになるぞ!」とやたら持て囃す人種というのはどうなんだろうかと俺は常々思っているわけだよ。
ノンフィクションとドキュメンタリーの違いは?