市長を辞めさせたいということで、市長本人に辞職の意思がない場合は議会の動きだけでは解職まで時間と手続きが嵩むというニュースを見た。
議会とその構成員たる議員は、例え地方であっても固定票に支えられており必ずしも市民の意思を正しく代表できているとは限らないのはみなさん御存知の通り。
政治の利権争いで、議員達が勝手に市長を解任させられないというのは当然のことなのだ。それはすでに壊れているとはいえ、二元代表制を土台から崩すものである。
不思議なのはリコールについてさほどニュースにならないことだ。
リコールは市民投票によって行われ、市長本人の意思に関係ない解職させられる。
リコールさえ成立させればいいのだ。
なぜ起きない?起こさない?
私の考えでは、リコールは「民主主義」の言い訳だからだ。リコールなぞ成立しないと、立法側も理解しているのだ。リコールが成立するより、面倒で時間もかかる議会による解職運動のほうがまだ実現可能性が高いと議会側ですら思っているからである。
総理大臣にもリコールがあれば安倍晋三の悪政もこんなに長続きしなかったんやけどなぁ。