商店街の一角にあるスーパーはセルフレジがなく、レジの数自体が少ないのですぐに渋滞になってしまう。
増田も列に並ぶとなかなか進まず、まあ仕方ないかなと思って待っていると後ろに一人加わった。
何気なくチラッと振り返ると後ろには綺麗な女性がいた。歳は二十代半ばほどだろうか。白いシャツにタイトな黒のミニスカート。すらりと白くて長い脚が目に入った。
そしてカゴの中にスーパーカップがあるのを目にすると、俺は思い切って声をかけた。
「あ、あの!もしよかったら先にどうぞ!」
しかしすぐに続けて「アイスあるから…先にどうぞ」と言うと彼女は自分のカゴを見て「ああ」と納得した。
それから順番を譲り、「ありがとうございます」という笑みと共に感謝された。
気持ちが悪い