風貌や言動は完全に女性として描かれている物語のキャラクタがあったとして、そのキャラに「元は男性の転生者である」という説明があったとしたら、その瞬間そのキャラクタは自分の性愛の対象から外れてしまうのだけど(私は異性愛者の男性です)、これってかなり不思議な心の動きだなと我ながら思う。
「どのように見えるか」という認識のレベルの上に「それが何であるか」という宣言的なレベルがあるわけだ。でも現実的には女性に見える人間は女性なわけで、「魂の性別」なんて知覚できるわけがない。
にも関わらず、「魂の性別」という観念に対して性愛の対象かそうでないかを識別する機能が自分の精神にあるということ。
これってどういうことなんだろうな。