昭和アニメの雰囲気が懐かしく、若い頃の押井さんの才能がいかんなく発揮されている名作とは思うが、キャラの言動に違和感があった。
「いいか、よく聞けよ俺はな!他の娘と同じようにラムにもきっちり惚れとる。ただあいつは、俺が他の娘とお付き合いしようとすると邪魔するので結果的に逃げ回っているわけだ。わかったか!わかったらラムをだせ。ラム抜きのハーレムなど不完全な夢、肉抜きの牛丼じゃ!そんなもんぶち壊して俺は現実に帰るぞ、ラムを出せ!」
あたるは世界の存亡がかかっていても、かかっているからこそ嘘くさくなるのを嫌がって決してラムに好きだと言わない。
どんな女の子にでも好きと言えるが、ラムにだけは言えない、それがあたるがラムを特別愛しているという表現になっている、あたるは拗らせたツンデレだ。
当時はまだ原作が完結していなかったので、あたるの理解を間違っていたのだろう。
原作者の監修は入らないのだろうか。