小さな作業がたくさん積み重なって面倒だ……ちょうど今がそんな気分。なぜ面倒なのか。それは一個やったところでさらなる一個、また一個と芋づる式に作業が出てくるからだ。
目に付く作業に振り回される。つまり作業に主導権を握られている。そりゃしんどい。いつまでも心が休まらない。じゃ、どうする。主導権を握り返す。その意気だ。
主導権を握るとはどういうことか。それは終わりを決めることだ。たとえば15分だけやるとか、〇回やるというのがそれだ。決めたら動かさない。仕事じゃ難しいけれども、家事や勉強ならこの方法を使える。
やってみると分かるが、楽しい作業もある。やっている内に気分が乗ってくる作業もある。15分と決めたのに、10分経ったあたりから楽しくなってきて、「これは30分いける」と思い始めたりする。でも止める。
そう、本当に主導権を奪いに来るのは作業ではなく自分自身なのだ。己がだらしなくて時間を侵す。そして楽しくなってついついやり過ぎると、時間と体力を浪費していて疲れ切っている。ろくなことがない。
止めるべき時に止めることだけを考えると、毎日がもどかしい。そこに満足はない。しかし活発な自分が現れてくる。そのためには満足することや没頭することをしばし手放す必要がある。
あまり没頭することから離れすぎるのも健康に良くないので、たまにはチートデイとしてめちゃくちゃにやり込む日があってもいい。