連座の誤謬
対人論証の一種で、論点ではなく、議論している相手の人格や立場などを攻撃することで、相手の主張を否定しようとする論証法です。日本語では、「人身攻撃」や「人格攻撃」と呼ばれることもあります。
対人論証は、論理的に誤った論証法であり、以下のような特徴があります。
論点から逸れ、相手の人格や立場などを攻撃する。
相手の主張の正しさではなく、相手の人間性を問題にする。
議論を解決するのではなく、相手を貶めることが目的となる。
連座の誤謬は、以下のような例でよく見られます。
「あの政治家はA党だから、彼の言うことは信用できない。」
「あの宗教団体はB派だから、危険な思想を持っている。」
「あの会社はC国企業だから、製品の品質が悪い。」
連座の誤謬は、個人の思想や行動を、所属する集団全体に帰属させるというステレオタイプに基づいており、論理的に誤った判断を導く可能性があります。
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