具体的な人名は避けるけど、いわゆる昭和・平成時代に知の巨人と呼ばれてテレビやメディアから注目された人たちがいる。
ただ、ネット(特にSNS)の発達以降こういった広く浅く多様な分野に関わる人は権威を失っている。
ネットの社会学者を見ると押しなべてそういう傾向があって、自分の専門分野外の領域に簡単に口を突っ込んでぼこぼこにされることが増えている。
適当なことを言ってもネット上に専門家がいるので、最早大衆をだますことができないからだ。
近年になってテレビに出るような著名な社会学者がどんどん叩かれるようになったのはそういう理由がある。
ただ、こういった広く浅くいろんな分野に口を出して成功している人がいる。
それはひろゆきだ。
彼は、あちこちでいろんな分野に口を出しまくっては炎上しているが影響力が衰える気配が一切ない。
これは逆説的に自らを"知の巨人"というような権威と定義しないことによっていろんな分野にズバズバいう人
ただし何かが間違っててもどうでもいい、専門家じゃないから、という立ち位置を形成している。
これを参考にするならば、いろんな分野に口を出したい社会学者は、権威のピラミッドの頂点から降りて、自分を"馬鹿"と規定するようにするといい。
そうすれば影響力を大きくできるだろう。
ワイドショーのコメンテーターが既にひろゆきと同じポジションを長いことやってきただろ。 インターネット以前からある、正しくて難しい説明より間違っててもわかりやすくて面白い...