「バス運転手不足の影響で市立小学校のプール授業が全て中止に…「教育格差」が生まれないよう配慮 函館市」
「このため市教委は「市内での教育格差が生まれないようにする」としてすべての小学校でプール授業の中止を決定しました。」
https://news.yahoo.co.jp/articles/b9595fe7c49f1d5b81566addf11bde42de9baa91
このニュースを見て、函館市の担当者がどんなことを考えたのか想像してみた。
39校のうちプールのある19校だけ水泳授業を実施した場合、プールのない20校の保護者から「なんでうちはプールないんだ!!差別だ!!」っていうクレームが殺到するに決まってる。
それに対して「バスの運転手が十分には確保できなくて…」といったところで、「確保できたとこだけでも実施すればいいだろ!!」とか言われるはず。
それじゃあということで、20校のうち運転手を確保できた5校だけバス送迎でプール授業を実施した場合、残りの15校の保護者から「なんでうちでは実施できないんだ!!」とか「どういう基準でその5校選んだんだ!!」とか「うちの地域だけ遅れが出たらどうするつもりだ!!」とか「差別だ!」って言われるに決まってる。
こんな答えようもないクレームに連日悩まされるに決まってる。無限地獄なのよ。
「だったらもう一律でやめてしまえ!」と考えたくなる気持ちもなんとなく理解はできる。
もちろんこの決断が最善の結論かと言われると違うだろうと思うけれども、クレーム対応の大変さで比較したら、「一律中止」の方が楽なんじゃないかとも思う。
「運転手がいないという異常事態だからみんなで我慢して乗り越えましょう」とか言っとけば、日本人なら納得するかもってところにワンチャンかけたんだろうね。