昨日のこと。
ベビーカーに赤ちゃん載せて、間もなく発車する電車に小走りで向かっていたら、斜め後ろくらいに高校生の女の子が同じ速さで並走してきた。若干不自然だったが「この子も乗るのかな?」と思った。
電車のドアの前に着いた途端、その子が突然「荷物持ちましょうか!?」と笑顔で訊いてきた。いや、ベビーカーにフックつけて提げてるし、このまま乗り込むのに特に支障はない。「大丈夫です。ありがとう」と断った。
すると女の子は車内の乗客に向かって「あの〜、妊婦さんとか乗るんで、開けてあげてくださ〜い!」と言った。妊婦と言い間違えてるやん(でもこの子が普段妊婦にも優しいことがわかる)。そして声が小さいから乗客はほとんど動いていない。
無事電車に乗り込み、女の子にお礼を言うと、女の子はやはり笑顔で「気をつけてくださいね!それじゃ!」と言って颯爽と立ち去った。あ、乗らないのね。
自分が同い年くらいにした下手くそな親切を思い出してなんだかモゾモゾした気持ちになった。
でも一番大事なのは気持ちだよ。最初は拙くても、「人に優しくありたい」という気持ちでいれば、親切の技術は後からついてくる。
今のあなたのやり方だと、中には冷たくしたり、怒ったりする人もいるかもしれない。
「せっかく親切にしたのに!」と思うかもしれない。